札幌のとある焼酎居酒屋にて,やっと青酎を飲むことができました.僕はいわゆる焼酎ブームに乗っかって焼酎の味を覚えたクチですが,僕の中では焼酎は一過性のブームで終わりそうもありません.美味しいですね.芋焼酎.これまでにもいろいろ飲んできましたが,青酎だけは縁がありませんでした.しかしその夢が叶ったのです.
青酎は人口約200人の東京都青ヶ島で造られ,もともとは島民の焼酎として島内で飲まれていたものです.それが焼酎ブームで脚光を浴び,世間に広まったというわけです.昔ながらの生産体制を守っているため出荷量を増やす事ができず(出荷量を増やそうなどと考えてもいないと思いますが),販売店では常に品切れ状態が続いています.
非常に個性的な焼酎であるとは聞いていました.だからそれなりの覚悟はあったのですが,ひとたび口に含むと,その強烈なインパクトに圧倒されました.特に浅沼の力強さは凄かったです.分かりやすく言えば中国の老酒(らおちゅう)か,もしくはシェリー酒のような風味をまず最初に感じるのです.しかし余韻は黒糖焼酎のそれのような甘いものでした.芋焼酎を飲んでいることを一瞬忘れる.そんな印象を浅沼には感じました.一方の広江はもう少し芋の風味を感じました.僕の嫌いな表現に「飲みやすい」とか「飲みにくい」という言葉がありますが,あえてそれを使うなら広江は「飲みやすい」青酎だったと思います.浅沼も広江も一筋縄ではいかないクセがあり,そのクセが後を引きます.しかし正直なところ,僕にとっては毎日飲むにはキツイ焼酎でした.「一度飲んでみればそれでいい」と言うと,青ヶ島の島民や青酎ファンに失礼であることは分かっています.ですがそれが本音でした.

<関連リンク>
・東京七島酒造組合-青ヶ島・青ヶ島酒造合資会社-
・青ヶ島酒造~青酎
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