携帯カメラの普及で,一億総ジャーナリスト化が急速に広まりつつあるという記事.「イギリスのScooptという会社に,あなたが撮った写真をアップロードする.その写真をScooptがマスコミに売り込み,もし売れたら,その代金をあなたとScooptで山分けしましょう.」みたいなシステムのサービスがあるそうです.基本的にどんなジャンルの写真でもアップロードすることができるようですが,当然ながら”モラルがあること”が前提となっています.
Scooptのサイトをよく読んでいないので詳しいサービスの内容は分からないのですが,もし日本国内からでも利用可能なら,ちょっと登録してみようかという気にもなりました.だけど日本国内でも同種のサービスは立ち上がりそうです.Livedoorは赤旗などに手を出さず,こうゆうサービスを展開すればいいと思うのですが,どうでしょうか.まあ別にLivedoorに期待しなくてもいいのですが.
ウェブログ,特に携帯から更新する”モブログ”は,Scooptと違ってお金にはならないかもしれませんが,使い方次第では立派な”リアルタイム・ジャーナリズム”だと僕は思っています.例えば,とあるファミレスで明らかに汚いテーブルの席に案内されたら,それを携帯カメラで撮影して自分のブログにあげることで,そのファミレスを痛烈に批判することができます.あとでファミレス側から抗議があるかもしれませんが,それは事実なのだから,十分その抗議には勝てるでしょう.もちろんこのような場合は,それが事実であるという証拠を揃えておく必要がありますけど.まあこのような敵対心むき出しの使用用途でなくともw,例えば珍しい虫を見つけたとか,地震雲を見つけたとか,そうゆう面白い対象物をリアルタイムで(または準リアルタイムで)自分のブログにあげ,多数の人の目に触れる形にもっていければ,それはかなり価値のあることではないでしょうか.ここで重要だと思うのは,自分が面白いと思わない対象物でも,それを見た誰かが面白いと思う可能性があるということです.だからとにかくまずはアップロードするという行動が必要だと思います.
たくさんの人がたくさんの写真や文章をアップロードしたら,情報過多になって迷惑にもなり得ますが,”下手な鉄砲も数打ちゃ当たる”にもなるでしょうw.ビルゲイツはWWW上における情報はまだまだ足りないと豪語していますから,彼にひと泡吹かせる意味も込めて(なんで?w),ブロガーはモブログをもっと活用されてはどうでしょうか(ジャーナリストを気取る必要は全くありませんしw).写真は言語と時間を超越しますから,日本人である我々も,ビルゲイツを初めとした全世界の様々な人々に,様々なメッセージを送ることができるのです.モブログの可能性を改めて考えさせられた記事でした.
<追記>(2005/07/09)
朝鮮日報(livedoorニュース)に「地下鉄犬クソ女」論争、米国のブロガーにまで拡散という興味深い記事を見つけました.これは韓国の地下鉄において,愛犬の排泄物を片付けないまま電車を降りた”犬クソ女”をネット上でつるし上げ,みんなで非難したという,いわばネット上の”祭り”だそうです.間違ったことをした者に対して「それは間違った行為である」と忠告することは別におかしな事ではないと僕は思うし,それ自体に問題はないとも思っています.しかしこの”犬クソ女事件”で問題視されているのは,その非難や忠告がネットという世界において半永久的に残るということです.これはまるで”デジタル緋文字だ”とオリジナルソース中では記述されています.僕が上記エントリー中で書いたファミレスの例も,仮にそれが真実であったとしても,もしかするとあまりやらない方がいい事なのかもしれません.一億総ジャーナリスト化の陰に潜む危険性を感じたので,追記させていただきました.
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