「戦慄の女王」,「炎の導火線」,それから「鋼鉄の処女」・・・.これが何だか分かるでしょうか.順番に,QUEEN(クイーン),VAN HALEN(ヴァン・ヘイレン),IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)だそうですw.音楽業界に限らず,映画やテレビ業界などにおいては「邦題」をつけるという文化が日本には昔からあります.邦題をつける理由は,英語が分からない人にも親しみを持ってもらうためなのかもしれませんが,はっきり言って僕にはよく分かりません(邦題をつけるべきだという意見もあるようですが).だけど邦題には憎めないものが多いことはよく分かりますから,そうゆう意味では邦題は今後も残り続けてほしい文化だと思っています.「嗚呼、愛すべき邦題(その1~3)」は,そんな憎めない邦題の数々をまとめているサイトです.とにかく面白い邦題がたくさん紹介されているのですが,その中からいくつか選んでみたいと思います.
まず笑ったのが,デビッドボウイのZIGGY STARDUSTという曲の邦題.ちなみにZIGGYは「マリファナ」,STARDUSTは「星くず」みたいな意味です.しかし同曲の邦題は,
「屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」
これはもう,凄いとしかいいようがないですw.STARDUSTには「コカイン」という意味もあるようなので,つまりこれはマリファナとコカインをやって幻覚を見ているということでしょうかねw.「創造力が豊か」というよりは,やはり幻覚でしょうw.火星から蜘蛛は来ないもの.
漢字攻めシリーズも笑えます.シカゴの「市俄古への長い道」(CHICAGOVII),パール・バーバーの「真珠湾誘惑作戦」(PEARL HARBOUR),ピンク・フロイドの「原子心母」(ATOM HEART MOTHER)などなど.シカゴ(市俄古)は「夜露死苦」みたいなことになっているし,ピンク・フロイドは「原子心母」って意味が分からないし,もうメチャクチャです.ディーヴォの「生存学未来編」(DUTY NOW FOR THE FUTURE)もグッときます.「他に何編があるんだよ!」みたいなw.
僕が一番好きなのは,「変わった動物邦題」です.キャロル・キングの「ワニさんがいっぱい」(ALLIGATORS ALL AROUND)なんか最高ですw.これはアニメ「Really Rosie(邦題:おしゃまなロージー)」のサントラに収録されている子供向けの歌なんだそうです(試聴できます).だからこんなかわいらしい邦題がついたのですね.しかし「つづれ織り」(後述)のイメージが強いので,僕としてはキャロル・キングにはない色の邦題に感じられ,かなり違和感を覚えましたw.
ところで彼女の代表作('71)には「つづれ織り」というアルバムがあります.今でこそ「つづれ織り」で通っていますが,考えてみればこれだってわざわざ和訳する必要などなく,原題をそのままカタカナにして「タペストリー」でいいと思うのです(カタカナにもせず,原題通り"Tapestry"でも良いと思いますけど).しかも「つづれ織り」はタペストリーの直訳ですから,能がないという印象は強く受けます.今から34年前の日本が鎖国状態で,踏み絵が大流行し,英語禁止令でも発令されていたなら,「タペストリー」を「つづれ織り」と訳した理由はまだ分かりますがw.
少々話がそれましたが,とにかく邦題バンザイです.タモリ倶楽部あたりで取り上げてくれないかなぁ,と思っているのですがどうでしょうね.
<関連リンク>
・邦題考6(1~5もあり)
・邦題リスト(レベル1~7)
・勝手邦題
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