映画「SAYURI」が理解できないことをこのブログで書いたのは昨年11月の事でした.いろんな方から賛否両論の意見をいただき,僕の考えも少しは変わりました.しかし「アンチSAYURI」の立場は依然として強いのです.日本の伝統文化である芸者の物語なのに,監督がアメリカ人で主演が中国人であることがどうしても受け入れられません.原作の著者が日本人でないことも理由の一つです.僕としてはどう考えても成り立たない映画なのです.
そのSAYURIが中国で上映中止となりました.理由は「中国人に旧日本軍の従軍慰安婦問題を思い起こさせ,反日感情の悪化につながることが懸念されるため」だそうです.僕の心配したとおり(心配したのは僕だけではないはずですが),やはり間違った日本文化が伝わっています.まあ相手が中国なのでかなりバイアスのかかった議論となりますが,そうは言ってもSAYURIが(芸者が)世界規模で正しく理解されていない証拠の一つにはなるだろうと思います.
SAYURIで迷惑を被ったのは日本だけかと思いきや,中国でも同作品は迷惑扱いされているあたりは面白いと思いました.もし本当にSAYURIがきっかけで日中関係が少しでも悪化したとしたら,これはアメリカの策略と思っていいかもしれません.安保絡みの陰謀とか.まあ冗談ですけど.
<上映禁止>中国で「SAYURI」 反日感情悪化を懸念
23日付の香港紙「東方日報」などは、来月10日に中国本土で予定されていたハリウッド映画「SAYURI」(ロブ・マーシャル監督)の初上映が中止されたと報じた。中国人女優の章子怡(チャン・ツィイー)さんがヒロインの芸者役を演じていることから、中国人に旧日本軍の従軍慰安婦問題を思い起こさせ、反日感情の悪化につながることが懸念されるためと同紙は伝えている。
中国のインターネット上では昨年から、章さんが芸者役を演じることについて「国を辱めるものだ」といった批判の書き込みが相次いでいた。
<関連エントリー>
・SAYURIが一体どこの国の映画なのか分からない件 (2005/11/9)
>もし本当にSAYURIがきっかけで日中関係が少しでも悪化した>としたら,これはアメリカの策略と思っていいかもしれません
ずいぶん、斜めから見ていますねwwwww
日中関係は他人事ではなくて、俺たち自身の問題だと思う.
こういう、当事者意識の欠如が、日韓関係とか日中関係を悪化させていると思う.
失礼なことを申したが、俺たちは評論家ではなくて、もっと自分自身の考えを明確にするべきだと思う.
小泉首相が靖国に行こうが、SAYURIに問題があろうが、俺はこう思うという意見が揺らいることが問題だ.
これは、自分の問題でもあるが、もっと、主観を大事にしようぜ!と思うよ.虎的にはね.
>ずいぶん、斜めから見ていますねwwwww
これは僕にとって最高の褒め言葉です.皮肉で書かれたのかも知れませんが,素直に嬉しいですw.
日中関係や日韓関係がうまくいかないのは,僕に当事者意識が欠如しているからではなく(欠如していないと思っていますし),日本国民や政府のやり方に問題があるのでもなく,要は中国や韓国に問題があるためであると,僕は結構本気で思っていたりします.中国や韓国は人の話を聞かないし,自分たちが正しいと思った事は一般論として間違っていたとしても絶対に正しいと譲らない.また過去の事象をいつまでも掘り返してくる.靖国問題が外交の切り札だと未だに信じてやまない.そんな彼らに対し,お人好しで有名な日本政府は歩み寄る姿勢を示しているのです.にもかかわらず,どこから沸いてくる自信か分かりませんが,中国や韓国はそれを拒否しているのです.こんな調子では日本との関係がうまく成り立つはずがありません.
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