「社内ニート」という言葉がビタミンXで紹介されていました.ちなみにニートはNot in Employment, Education or Training (NEET)の事で,就業・就学・職業訓練のいずれをもやっていない人の事を指します(詳しくはこちら).「社内ニート」という言葉の出所は,Yahoo!辞書-新語探検-です.意味はこちら.
僕はまだ就職したことがないので,社内ニートについて「そうゆう人いそうだな」と何となく思うだけです.特に公務員に多そうだな,とか.つまり想像の域を出ないんですね.でも想像じゃない部分で,つまり自分の身近なところにも,実はニートもしくはニート予備軍がたくさんいることに気づきました.
「Yahoo!辞書-新語探検-」にあるニートの説明を少し引用したいと思います(以下).
社内ニートは入社したものの、その後なんらかの事情で、その労働意欲や昇進の意欲をなくしてしまった者をさす。たとえば、もともと働く意思がないにもかかわらず、父親が役員をしているなどの理由から縁故入社などで入った者。その会社で何をするかという目的意識もなく入社したため、入社したことだけで燃え尽きてしまった者。入社後、会社の実情を見て、自分の理想とあまりにも違いすぎるために労働意欲をなくしてしまった者。こういう場合、普通は転職の道を選ぶはずだが、労働意欲もなくした社内ニートは転職さえ行わない。
こんな給料泥棒なやつ,クビにしてしまえばいいと思ったんですが,理由無き解雇はなかなか難しいみたいですね.タチが悪いなぁ.でも僕の周りにいる奴らはもっとタチがわるいですよ(理由は後述).それと,どうやらウチの大学だけじゃないようです.他大学の知人に話を聞いても,やはり状況は似ていました.
どうゆうことかというと・・・.一般的な日本における大学生というのは,高校時代に偏差値で大学を決め,その大学に合格するために一生懸命勉強します.そして仮に受かったとしましょう.でももうそこで燃え尽きちゃうんです.大学合格はスタートなはずなのに,苦しかった受験勉強のゴールになっちゃってる.「やった~合格だ~!遊ぶゾー!バイトするゾー!」みたいな.遊んだりバイトしたりするのは必要な事だし良いことです.でもその割合が非常に多い.高い授業料を親に払ってもらいながら遊ぶわけですね.で,そうこうしているうちに3年生になる.そろそろ就職を考えないとなぁ・・・とそれなりに悩む.もしくは悩んだフリをする.でも今の大学を偏差値で選んだ彼らは,特に目的もなく入学したため,やりたいことが見つからない.目的もなく入学したことが悪いかと言えば一概には言えないが,3年間の大学生活の中で結局やりたいことを見つけられない人が多い.そして4年生になる.相変わらずやりたいことが見つからない.とりあえず公務員試験を片っ端から受ける.国家一種から市町村まで(なんでもいいんかい!).でも受かるはずもなく途方に暮れる.相変わらずやりたいことは見つからない.というか見つけようとしなくなる.人生どうでも良くなる.就職活動しなくなる.卒業する.何もしない.ニートになる・・・.
社内ニートより彼らの方がタチが悪いというのは,彼らはお金を払って在学しているんです.したがって留年しまくって除籍されない限り,クビには絶対にならない.つまり身分は保障されるんです.人間というものは,どこにも属していないと不安になるようです.大学には行ってないけど○○大学の学生だ,というだけで本人は安心するとか.
ちょっと話がそれました.彼らは教育機関に属し,学業に専念する立場にあり,学業を始めとする様々な訓練を学内で受ける権利を持っています.でもすべて放棄している.人のレポートを写したり,テスト中にカンニングをしたりして,とにかく点数を稼ぐだけのようなやる気のないやつも,これらの権利をすべて放棄しているとみなしていいと思います.彼らのような人間もニートと言っていいんじゃないでしょうか.社内ニートに対抗して,学内ニートとか学生ニートとか.
大学の先生にもニートっぽい人は結構いますから,先生が原因で学生ニートが発生する場合もあるように感じますw.でもそれは学生の立場を利用した甘えでしょう.損をするのは誰か?先生は損なんかしません.つまり学生のやる気がないんです.ただそれだけ.偏差値で大学を選ぶのも結構.企業の名前や規模だけで就職先を選ぶのも結構.だけどもう一歩踏み込んで将来を考えるべきだと思います.第一その方が楽しいと思うんですけどね.一流大学や一流企業に入れるだけの優秀な頭脳を持ちながら,なんでそんなことも分からないのかと不思議に思います.ちなみにウチの大学は偏差値では三流(四流?)ですが,僕の研究分野では日本でもトップクラスの大学です.
「完全自殺マニュアル」というのを書いた、東大卒の鶴見済という私の嫌いな作家が彼の本の中でこんなことを書いてました。
「・・・東大生というのは普通の人間と違って凄い。何が凄いのかというと一般人とは比べ物にならないほど、我慢できる力がハンパじゃなく凄いのだ。」
彼は嫌いですが、この言葉には共感できます(私は東大とは縁もゆかりもありませんが・・・)。ニートと呼ばれる人たちというのは、嵐のような受験や就職の面接を身を小さくして我慢しまっくった挙句、その嵐が過ぎ去った途端に自分のやることを一気に見失ってしまった人たちなんじゃないでしょうか。
・・・とか偉そうに語る自分が社内ニートだったりして。
↑名前とタイトルを入れるの忘れてしまいました。。。
もしレベルの高いニートと低いニートがいるとしたら,mal君の言うニートとは前者の方だと思いました.しかもレベルの高いニートというのは全ニート人口の中でも数%しか占めないような気がします.つまり一般的なニートというのは,mal君が言うほどいいもんじゃないんだと思いますよ.もっとくだらない理由で,彼らはニートをやっているんだと思います.
もしすべてのニートがmal君のいうようなマシなものなら,まだ救いようがあるでしょうね.またその場合は,ニート化する人が増える原因として,社会のあり方を問うこともできますね.でもいわゆる「レベルの低いニート」に関しては,「社会のせい」と言うのはちょっと大げさな気がしました.面白いコメントありがとうございました!
ちなみに10日のエントリーで「日本人とオタク文化」というのを書いたんですが,オタクという言葉をつくったとされる中森明夫の説明の中に,mal君が嫌いな鶴見氏の事が出てきますw.詳しくはこのエントリーをご覧ください!
またまたラボのM1がラボに来なくなり出しました。
まだそれほどゆとり教育でゆとっていないはずなのですが
数年後もっとすごいのが来るかと思うとどきどきですよ
ある大学院生さん,コメントどうも.
このエントリーでは学部生の事を書いたんですが,大学院生(特に修士課程)でも状況は酷いですね.特に「学部卒で就職が決まらなかったから」という理由だけで修士へ進学する輩は大体ダメです.もちろん中には「就職したかったけどダメだった.だから院へ行く.でも行ったからには2年間研究を頑張る」という人もいますが.少数ですけどね.僕は「うちの大学だけじゃないんだ」という事実を知って,正直安心しちゃったんですが,安心してる場合じゃないですよねw.全く・・・彼らが何を考えているのかわかりません.
writeback message: Ready to post a comment.