Feb 14, 2007

消えゆくスリーフィンガーの曲

最近のギター少年&少女はアルペジオ,それもスリーフィンガーなんて出来るのでしょうか.松山千春の「旅立ち」をアコースティックギターで(もちろんスリーフィンガーで)弾いていてふと思ったことです.最近の曲は8ビートか16ビートが主流のフラットピッキングが似合うものばかり.バラード調の曲でさえそんな感じです.エレキギターを弾く人はまあ良いとして,アコースティックギターを弾く現代の若者は,1960年代とか70年代当時の若者に比べ,技術的にだいぶ劣っているのではないかと思うのです(演奏の幅が狭くなっているというか,単に下手になっているというか).邦楽の新曲にスリーフィンガーを使ったものが全くない(あるのかもしれないけど僕は知らない)からといって,この世からスリーフィンガーという演奏方法が消え去ることはないと思うのでまあ別にいいんですけど,僕の意見ではフィンガーピッキング(指弾き)こそアコースティックギターの醍醐味であるので,せっかくアコースティックギターをやっているなら是非その醍醐味に触れてほしいのです.

こう考えると(改めて考えなくてもずっと前から思っていますけど),少なくともここ10年のJ-POPは非常に単調で退屈に思えてきます.ある一定のリズムに軽い内容の詞(愛だの恋だの)をのせたものが典型例で,その中にどれも同じに聞こえるラップみたいなのが混ざっている感じ.意識してこれを脱しようとしているアーティストの楽曲は,わざとらしくシンコペーションなんかが盛り込まれていて,聴いているこちらが恥ずかしくなることも結構あります.例えば,小坂恭子(想い出まくら)や金井克子(他人の関係)のような,一度聴いたら忘れられないインパクトを得ることのできる曲というのは,僕に言わせれば今のJ-POP界において1割も存在しません.朱里エイコ(北国行きで)のような歌の上手い本格的な歌手も少ないです(視聴できます).だいたい本業が歌手ではない歌手気取りが多すぎだし,そうゆう訳の分からない企画物(者)がもてはやされすぎなのです.売る方もアホだし買う方もアホだし(以下略



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