Aug 25, 2004

アコギを始めたきっかけ

以前トップページに設けていた「エッセイ」で書いた事を加筆・修正しながら,ブログへ少しずつ書き下ろしていこうと思います.

ちょっと前置きが長くなりますがお付き合いください.
僕がギターを始めたのは今から10年前の平成6年でした.ちょうどその春に中学を卒業し,4月に某国立(注:クニタチではない)高専に入学したんです.ちなみに高専というのは「工業高等専門学校」の略で,5年制なんです.つまり入学時は(1年生は)15歳で,卒業時は(5年生は)20歳というわけです.普通の高校と比べるとだいぶ変わってます.

高専は実家から80kmほど離れた場所にあったので,15歳にして早くも親元から離れ,寮生活をすることになったんです.まあ「早く親元を離れたい」というのも,この高専を選んだ理由の一つなんですけどね.だけど別に親父が無職の飲んだくれで「おい!酒買ってこいよバカヤロ~!」と毎日怒鳴り散らすような家庭で育ったから「早く親元を離れたい」と思ったわけじゃないです(ここ重要).
「寮」と名の付く場所はたいがい伝統と規則の世界でして,我が高専も例外ではなくとても厳しかったです.15歳のガキンチョが20歳の先輩(しかも見た目は怖いおっさん)から厳しい指導を受けるもんだから,そりゃー相当ビビります.入寮したての頃は自分の時間なんて無かったですもん.常に緊張,みたいな.しかし次第に寮生活にも慣れ始め,忙しい中でも自分の時間を上手く確保できる技を身につけました.

だけど自分の時間を確保したは良いが,する事がない(勉強すればいいんだけど).なにせ自分の部屋へテレビを持ち込むことも禁止されていましたからね.そんな折,ある先輩の部屋へ遊びに行ったんです.すると先輩はエリッククラプトンのTears in Heavenをアコギで弾いてくれました.中学卒業までの13年間,僕はエレクトーンをやっていたのですが,高専進学とともにやめていました.それ以来,自分の身の周りから「音楽」が疎遠になっていたんですね.そんな僕に,このTears in Heavenは強烈なインパクトを与えました.「ギターはエレクトーンやピアノと違って気軽に持ち運びが出来るし,手頃な値段で買える.寮にも持ち込める.しかもアコギなら電気を使わないからどこでも弾ける!」これが僕とギター(アコギ)との出会いでした.また,これは僕がエリッククラプトンを知り,後にどっぷりとハマるきっかけでもありました.

僕の場合,たとえ赤の他人であっても「何かを始めたきっかけ」というのは興味の対象になるんです.人の経歴を見るのも好きです.
「どうして今の自分があるのか?そうなったきっかけは?」
しかしこちらの(いわば勝手な)期待を見事に裏切る答えを得ることが,悲しいかな結構あるんです.
「なんとなく,かな・・・」
「けっ」と思いませんか?そんなときは「じゃあなんとなく○○を始めたきっかけは?」と聞くようにしてますけどね.

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