Oct 31, 2005

Gmail広告に見るのぞき見の可能性と危険性

Gmailのメール閲覧ページにGoogle AdSenseの広告が表示されるのも時間の問題のようです.個人のプライベートな空間さえも収入源にしてしまうGoogleの強引さは,ある意味驚きです.多くのユーザーはプライバシーをのぞき見されている印象を得ると思うのですが,そんなことはお構いなし.無駄なスペースを極力減らし,収入に繋げようという徹底したやり方がうかがえます.

プライバシー云々に関しては,GoogleとYahoo!の違いを取り上げながら言及した興味深いエントリーがあります([R30]).要するにGoogleの検索システムには人間が一切関与しておらず,すべてプログラム(機械)がやっているから,例え個人のメールの本文に含まれる情報をキーワード化して広告にしても,それはプライバシーの侵害にはならないという言い分です.ですが同エントリーでも取り上げられているように,プログラムというのは人工物なわけですから,大いに人間が関与しているのです.そもそも自分のメールがのぞき見されたうえにキーワード化されて,しかも商売に利用されるということは,あまり気持ちのいい事ではないと思います.せめてユーザー側にそれを許可するか否かの選択権を与えるべきではないでしょうか.

Gmailはいろんな意味で使いやすいため僕も利用しています.しかし今後は,同アカウントで重要なメールのやりとりを控えた方がいいのかもしれません.でものぞき見されてもいいメールなどほとんどないので,Gmailを使わなくなるかもしれません.もしもメール本文がGoogleにクロールされたことで,Googleでキーワード検索を行った際に,他のウェブサイトと共に自分のメールも検索結果としてヒットするようなことになれば一大事です.不特定多数の人に自分のメールを読まれるわけですから.ってまあこれはかなり極端な話(例)ですが,でも全く起こらないトラブルであるとは言い切れないと思います.もしそんなことが起こったら,それは顧客情報の流出以上に最悪な事態を招くだろうと思います.顧客情報の種類にもよりますが,メール本文の方がより詳しい情報が書かれている場合が多いからです.

GoogleはGmailユーザーの増加を受けて広告を導入したのだと思いますが,上記のような気持ち悪さが解決されなければ,逆にユーザーは減少するのではないかと思います.そうなればせっかく導入した広告からの収入も見込めなくなるわけで,結果的に自分で自分の首を絞める形となります.だからといって今さら広告導入を取り下げても全く意味がありません.なぜなら我々Gmailユーザーは,メール本文がGoogleのロボットによって明らかにクロールされているという事実を今回の件で知ってしまったからです.このような状況下で,Google側がユーザーに対してどのような説明をしてくるかは興味のあるところです.何の説明もなくユーザーがほったらかしにされる可能性も十分考えられると思いますけど・・・.

ついに来た。メール向けAd-Sense([R30])

Gmailの画面をいつものように眺めていたら「おっ?」と思った。ついにキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!! メールの内容を検索して関連広告張るサービス!Gmailアドセンスだ!

今はまだメール内容に関連するGoogle Newsのヘッドラインが表示されるだけだが、やっぱりGoogleはGmailも内容をちゃんと検索して読んでいたことが判明。日本でもコンテンツ連動の広告が出るのも時間の問題となったわけだ。さすがGoogle。他人のメールを全部広告スペースにしてしまおうというその発想、大したものだ。

<関連リンク&エントリー>
Gmailがぞっとするわけ
Gmail招待できます(それでも使いたい方はどうぞw)


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