May 10, 2005

社内メールに社員のプライバシーはあるか?

社内におけるe-mailにはプライバシーなんてものはなくて,経営者はむしろ社員のメール内容を監視すべきなんだそうです.このオリジナルソースはアメリカでの話を和訳したものなんですが,これって日本でも当たり前のことですか?僕は驚いたんですが・・・.このオリジナルソースの中では,労働問題の専門家によれば会社のシステムであるメールやインスタントメッセージ,電話,FAXなどを使った通信に関しては,社員にプライバシーの権利はないとのこと.ただし社員に対してそうしたリソースの利用についての会社のポリシーを周知徹底することが重要なのだそうです.たとえばパソコンを起動してログインする際,「これから始まる通信に関して,社員であるあなたにプライバシーの権利は一切ありません」などというメッセージがいちいち表示されるようにし,社員にはこの文書に同意した上でメールなどの通信を行うようにさせることが重要なのだそうです.

経営者側が社員のメールを監視する理由はいくつかあるようですが,一番の理由は訴訟に勝つためのようです(もちろん訴訟を起こされないようにすることが前提なわけですが).以下に引用した事例のようなことを防ぐためでしょうね.

ポリシー教育や社内メール監視を行っていない会社は自らを危険にさらす可能性がある。1995年、石油会社のChevron USAは、メールの内容をめぐるセクハラ訴訟で220万ドルの和解金を支払った。女性社員らの申し立てによると、Chevronの子会社は、社内メールシステムを使っての性的に不快なメッセージの送信を許していたという。

日本でも近年は社員が会社を訴えることが増えていますから,決して他人事ではないでしょう.もしかすると僕が知らないだけで,すでに多くの日本国内企業でも社内メールを初めとする通信全般の監視が行われているのかもしれません.企業だけでなく,公官庁や大学なんかでも監視が行われているのかも.しかしそれを明示している組織がいくつあるでしょうか.またその事実をよく認識している社員・学生が何人いるでしょうか.僕みたいな人間は少なくないと思うんですが,どうでしょうか.

社内から会社の悪口や秘密の情報などを書いたメールを送信している人は要注意ですね(後者は本当の意味で要注意人物ですがw).常に自分が書いたメールは誰かに見られていると思った方がよさそうです.もちろん電話も常に盗聴されていると考えましょう.だけどそう考えると,当たり前のことなんだろうけどかなり息苦しさを感じますねぇ.全く世知辛い世の中です.

社員メールの「のぞき見」は賢い戦略である

企業による社員のメールやインスタントメッセージの監視は、会社のリソースを守るための義務といっていい。だが重要なのは、社員にポリシーを周知徹底することだ。(IDG)


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