エアコンの冷房を28℃設定にして生じる利点なんか,同時に生じる欠点に比べたら圧倒的に少ないという事実は,まさに約1年前に書いたエントリそのものなのですが,今日のYahoo!ニュースに同様の記事を見つけ,今さら何を言うというか,まだそんなことを言っているのかという印象を受け大きく落胆しました.この国は形だけの省エネ気取りをいつまで国民に続けさせる気でしょうか.Wikipediaによれば,空気調和とは「人間にとって快適であったり,作業や工業に適当なように,温度・湿度・気流・空気清浄度・室内物品の放射,伝導などの室内環境を調整することである」とあります.一方,環境省はバカの一つ覚えで28℃を唱え(その根拠もよく分かりませんし),空気調和の価値を全否定し,国民に苦痛を与え続けています.そればかりでなく,中途半端な設定温度によるエアコンの作動は,エネルギーだけが無駄に消費されるわけで,結果的に同省は環境悪化にも荷担していると言えるのです.環境省だけでなく,国の動きが激遅なのは明白なのだから,初めからそんなものに頼らず,今から民間レベルで本当に意味のある省エネ運動を推し進めていくべきだと思います.その足がかりとして,日本建築学会には大いに期待します.
クールビズ「28度では能率低下」…日本建築学会調査
地球温暖化対策として、夏場を軽装で過ごす「クールビズ」。
冷房温度を28度と高めに設定し、省エネを図る取り組みで、年々広がっているが、日本建築学会のチームによる最近の研究で、軽装だけでは暑さで仕事の能率が落ち、経済損失にもつながる場合もあることがわかってきた。
神奈川県の電話交換手100人を対象に1年間かけた調査では、室温が25度から1度上がるごとに作業効率が2%ずつ低下した。
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