Nov 14, 2004

しらせ出港

「しらせ」が南極に出港、観測隊は計62人
第46次南極地域観測のため,南極観測船「しらせ」が今日14日,東京・晴海埠頭を出発しました.今回の観測隊は「夏隊」が25人,「越冬隊」が37人の計62人です.

いろいろと問題を抱えている南極観測ですが,僕も一応その分野にいますので,関係者としては当然応援したいと思っています.しかし第三者として一歩引いた見方をすると,全面的に応援はできないですね.その理由はいくつかありますが「関係者以外の者には,何をやっているのか全然見えてこない」というのも,全面的な応援をする気になれない理由の1つです.

しらせは自衛隊の船ですから,維持管理には税金が使われています.また,南極観測にかかるお金も税金です.税金を使って観測・研究をしているなら,その結果を分かり易く,且つ広く公表する義務があります.しかし全くと言っていいほど,それが行われていない.しらせは2007年度に耐用年数が切れるため,今は後継船建造が問題となっています.今まで通りの不透明な活動を続けるなら,後継船建造は難しいのではないでしょうか.

それにしても日本の観測隊が南極に滞在する期間は長いですよね.夏隊で約半年.越冬隊だと約1年半です(外国の知人にこれを話すと,みんな驚きます).南極離婚がしばしば起こるのもうなずけます.この前は南極不倫もありましたね.このようなくだらないスキャンダルがあると,活動の不透明さに拍車がかかり,「一体何をやっているんだ!そんな観測やめてしまえ!」と,こうなるわけです.

なお日本の観測隊も,第45次から航空機による人員派遣を始めました.航空機隊は約2ヶ月の滞在です.この間,彼らはドームふじ観測拠点で延々氷床コアを掘り続けます.以前はドームふじでも越冬が行われていたのですが,あまりに過酷であるため短期滞在に切り替えられました.今回(第46次隊)の航空機隊には,僕の友達も参加します.僕も数年前までは南極へ行ってみたいと思っていましたが,今はあんまり行きたくないです.でも2,3ヶ月なら行ってみたいかも・・・(笑).

航空機隊は今月18日に日本を出発し,来月7日にドームふじ着の予定です.大半の観測隊員は成田空港から28日にオーストラリアへ向けて日本を出発し,来月3日にしらせに乗船して南極へ向かいます(昭和基地着は来月15日の予定).そんなわけで,昔は南極観測に参加するすべての隊員の家族が晴海埠頭に集まって,号泣しながらしらせに向かって紙テープを投げたりしたそうですが,今では自衛隊の家族だけが別れを惜しむようになりました.

とにかく無事に過ごし,良い観測結果を持ち帰って欲しいと思います.


Posted at 18:07 in 主に時事ニュース | Permalink | No Comment | | edit

Comments
[ No Comment ]
Post a comment

writeback message: Ready to post a comment.









Remember the above info?
管理者用コメント編集:
パスワード: