仮にあなたが重い心臓病だったとしましょう.余命はあと1ヶ月.しかし助かる手段が1つだけあります.中国で明日死刑執行される○○という囚人の心臓を移植すれば助かるんです.・・・もしこんな事を医師から告げられたら,あなたはその手術を受けますか?
「中国人死刑囚の臓器を生き延びるために移植する」ということが,イスラエルでブームになっているそうです.実際に移植手術を受けたイスラエル人は,自分に臓器を提供してくれた死刑囚に感謝しています.またイスラエル当局は「中国の移植手術はコロンビアよりも経費が30%安く済むし,移植される臓器の質もよい.術後のフォローアップも世界最高水準だ」と語っているようです.今では毎月30人程度がイスラエルから中国へ渡り,同種の手術を受けているそうですよ.
「そんなことをやっていいのか?」という倫理的な問題,それから「合併症」などの医学的な問題が懸念されますが,僕が一番心配するのは,これが商売になりかねないという点です.イスラエルで「中国臓器移植ツアー」みたいなツアーが組まれないかな,と.中国側もお得な料金プランなんかを設定しないかな,と・・・.ただでさえ中国は死刑執行が頻繁に行われているのに,もし臓器移植が商売として成り立ったら,死刑執行はさらに加速されるように思います.これまでは死刑にならなかったような罪でも,むりやり死刑判決がくだされたりとか.他の国でも同種のツアーが組まれる可能性もありますしね.
それにしても罪人の臓器を自分の体内に移植しようなんて,よくもまあ思いますね.きっと「死刑が執行された後(つまり罪を償った後)だから,その臓器は罪人の臓器ではない」とか言うんでしょうけど,そんなポジティブな考え方は僕にはできません.それとも「そこまでして生きたい」と思うのが普通なんでしょうか.だったら「そこまでするんだったら逝きたい」と思う僕はアウトサイダーということになりますが.ちなみに僕は延命療法も反対です.ベットの上でただ寝ているだけ.喋ることも動くこともできないのにタダ延命されるなんて,もし自分がそんなことをされたら生き地獄だと思います.そうゆう延命治療は”残される者のエゴ”でしかないと僕は思っています.だからもし自分がそんな風になったら,喋ったり動いたりできるうちに安楽死(尊厳死)を選びたいと思っているのです.
中国人死刑囚の臓器で移植手術=イスラエルでブームに
9日付のイスラエル紙マーリブは、同国市民が毎月30人程度、中国に渡り、死刑を執行された囚人から取り出した臓器の移植手術を受けていると報じた。
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