なんかタイトルが「部屋とYシャツと私」みたいですが・・・
ガソリン車排出CO2、20年で「5割増」 研究者試算
これは面白いニュースです.『自動車業界の努力によって,どんどん車の燃費が向上している.しかし国民1人あたりの自動車保有数も上昇している.だから,もっと燃費を向上させるか,あるいは中国の「一人っ子政策」の如く,各家庭が保有できる自動車の台数を制限するかしないと,CO2排出量は減りませんよ』という内容です.ただし,この試算には昨今のガソリン価格の高騰は考えられていません.仮に1リットル200円くらいにまで高騰すれば,この試算は成り立たなくなるでしょう(このことは試算を行った二宮前さんも言っておられます).
自動車業界各社の企業努力により,車の燃費が向上しているのは確かです.ですがパッと街行く車を見てみれば,ハイブリッド車などほとんど見かけないのも,また確かな事実です.一番の理由は「高価である」ということでしょう(個人的にはデザインセンスの悪さも一役買っているように思うんですけど).ハイブリッド車に乗り換えると税金が安くなるなどの優遇措置もとられているようですが,微々たるものなのでみんなの心は引かれません.
この試算は「車の燃費と保有数の関係」を考えていますが,「どんな車を保有しているか?」という要素も取り入れて欲しいと思うんです.「1970年代のアメ車2台とプリウス3台」では,「保有数」だけで議論できないでしょうから.それともこの辺の「仮定」は,すでに試算に取り入れられているんでしょうかね.
一方,多分この試算を面白く感じていないであろう自動車業界には,燃費向上という技術的な面だけでなく,今後は「燃費が向上された車の普及」にも力を注いで欲しいところです.大幅な普及への近道の1つとしては,税金などにおける優遇措置(前述)の幅をもっと増やすことが考えられます.これには国のバックアップも必要でしょう.日本は京都議定書によって2008年から12年に,CO2などの温室効果ガスを90年より6%減らすことが義務づけられているわけですから,どちらかといえば「バックアップしなければならない立場」だと思います.
とにかく,安くて格好よくて「乗りたいな」と思えるようなハイブリッド車の早期誕生を期待します!!
<関連リンク>
・Hondaエコノパワー燃費競技全国大会
・二酸化炭素の排出量と大気中の濃度
・大気中CO2濃度が急上昇 過去2年間で、日米観測
・地球温暖化の温室効果ガス、過去2年に原因不明の増加
<追加関連リンク>(9日1:13am)
・温室効果ガス:排出量、90年比で8%増に
・京都議定書:露の批准決定 小泉首相が歓迎の談話発表
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