Sep 02, 2006

ドラえもんに例える米中無視の地球環境問題

地球温暖化は大昔から起こっている現象なのだけれど,近年は温暖化の進行ペースが非常に速いため,急激に地球環境が影響を被っている事は周知の事実です.各国はこれを防ぐため様々な努力をしています.しかし現在の努力は,現在起こっている環境や気候の変化を食い止める直接的な策にはなりません.つまりどれだけ国や企業,あるいは研究者が頑張ったとしても,消えゆく氷河やサンゴ礁を救うことはできないのです.現在の努力は,氷河やサンゴ礁が消滅した後に起こるであろう,新たな問題へ対応するためのものです.ぬるいペットボトル飲料を冷蔵庫に入れてもすぐには冷たくならないのと同じように,地球の環境・気候変化とそれへの対策の関係にも遅れがあります.前者はほんの数分の遅れでしかありませんが,後者は何百年,何千年といったタイムスケールの遅れです.現在の努力は我々が生きている間に結果が出ないかもしれませんが,そうゆう問題ではなく,明らかにやらないよりやった方がいいのです.

引用先の記事によれば,アメリカのグレイシャー国立公園では,観光の目玉である氷河がどんどん消滅しており,1968年には38カ所あった氷河が,今では26カ所しか残っていないのだそうです.アメリカの環境団体(NRDC)は,2030年には夏の平均気温が2000年より0.9℃上昇し,全氷河が消滅するという予想を発表しました.日本なら北海道に流氷が来なくなり,沖縄のサンゴ礁は死滅するかもしれません.アメリカは未だに京都議定書にサインしていないばかりか,ブッシュはNASAを初めとする多くの研究機関の研究者へ,地球温暖化の研究をしないよう圧力をかけている始末です.世界最強の自然破壊行為である戦争もやめようとしません.世界の大国がこんな状況なのは残念ですが,ブッシュが大統領の間は諦めるしかないので,日本を初めとする先進各国がアメリカ,それから一向に環境を意識しようとしない,経済成長が著しい中国の尻ぬぐいをしつつ,策を講じていくしかないのです.ドラえもんに例えれば,わがままなジャイアンが2人いる感じです(アメリカは,実はのび太かもしれませんが).にもかかわらず,ドラえもんに相当する国(or人)が存在しないのだから本当に痛いです.

消えゆく地球の宝・氷河、サンゴ、森林…

地球温暖化や環境汚染が世界の観光資源に深刻な打撃を与えている。米国では国立公園の氷河の消失、インド洋にあるモルディブではサンゴ礁の死滅が進んでいる。各国政府や企業は二酸化炭素(CO2)の排出削減などを迫られるが、すぐに効果が出る策はなかなか打ち出せない。自然環境の破壊と共に、観光収入の減少による経済損失の拡大も懸念されている。




Posted at 18:55 in 主に時事ニュース | Permalink | No Comment | | edit

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