Oct 28, 2006

我々は間違った温暖化対策を強要されている

あるところは冷暖房完備の素晴らしいビルを建設しました.ところがクールビズだのウォームビズだのによりあえてエアコンを使わず,夏は薄着をして窓を開け,冬は厚着をして寒さをしのいでいるのです.エアコンを使う場合でも,例えば冷房なら設定温度を28度にするわけですが,設定温度を28度にしても実際の室温が28度になるとは限らず,多くの場合で28度より高くなります.つまり電力は消費するのに暑さは変わらないのです.これではお金とエネルギーを無駄にしているも同じ.明らかに矛盾が生じています.そしてみんなこの矛盾に気付いています.しかし彼らの頭はカチカチに硬く,また自分の地位や身分を守るべく”お上”に意見しないため,「設定温度を28度にせよ」と言われれば言われたままなのです.その光景は本当に滑稽です.エアコンを入れ,窓を閉め切り,人々は汗だくなのですから.

彼らの多くは大きく2種類に分けることができます.1つは前述の通り,上のエライ人が”やれ”と言うから,ロボットのようにそれに従っているだけの人.もう1つは,一人でも多くの人がエアコンを使わなくなれば,地球温暖化の抑制に大きく寄与すると思っている人(だから率先して汗をかきながら仕事をしている).恐らく前者の方が多いのでしょうけど,じゃあ後者が正しいかと言えばそうでもないのです.いわゆるCO2排出は直接地球温暖化には寄与していません.なぜなら地球温暖化の原因の95%は水蒸気だからです.CO2は海水温度の上昇に寄与するのです.温められた海からは多量の水蒸気が大気中へ供給される.だから地球温暖化が助長されるのです.もちろんCO2の排出量を軽減することは大切であり,各国が率先してやらねばならないことです(特にアメリカや中国は工場や交通機関などの分野において直ちに行うべき).でもマスコミによる偏った過剰報道,そしてそれに洗脳された人々により,我々の普段の生活において「エアコンを使うのは絶対的に悪だ」と結論付けられるのは短絡的としか言いようがありません.ましてや前述のような意味のないエアコンの使用方法を国家レベルで国民に強制するなんてアホ以外の何物でもなく,それこそ絶対的な悪なのです(だったらエアコンの製造販売を禁止すればいい).政治家はもっと科学を勉強するべきです.その際注意しなければならないのは,政治家にアドバイスする科学者は政治家に都合の良いことしか言わないという事実.だから政治家は最新の論文を自分で読むしかないのです.それも大量に.そうしないと真実を学ぶことはできません(真実なんて学びたくないとか言われたらぐうの音も出ませんが).

暖房室温、政府は19度・家庭は20度 冬の省エネ対策

政府は27日、省エネルギー・省資源対策推進会議省庁連絡会議を開き、冬季の省エネルギー対策をまとめたと発表した。「暖房中の室温は20度をめどにする」などの目標を決め、国民に協力を呼びかける。

政府は、目標よりもさらに1度低い19度をめどにする。公務員宿舎などで、太陽光発電や燃料電池といった省エネ機器をできる限り導入することも申し合わせた。


Posted at 01:26 in 主に時事ニュース | Permalink | 2 Comments | | edit

Comments

水蒸気はたしかに二酸化炭素より多くの熱をため込む性質を持っていますが、温暖化の原因になると言うのは違うように思います。
なぜなら、水蒸気は溶け込んだ大気の変化によって簡単に相変化を起こし、その際にため込んだ熱量をさっさと手放してしまう性質があるからです。相変化をまず起こさず熱をため込むだけの二酸化炭素やメタンとは、ここが違います。
水蒸気は地表の熱を持ち上げ、上空で雲となる際に熱を放出します、そしてその一部は宇宙に放射されることになります、つまり水蒸気は熱量の循環を促す働きがあり、地球の温度の安定に寄与している存在と言えます。
水蒸気悪玉論こそ、二酸化炭素の排出から目をそらしたい勢力のプロパガンダではないかと言う気がしますが。

Posted by aki at 2006/10/29 (Sun) 17:12:01

温暖化について正のフィードバックが働いている中において,akiさんがおっしゃる「水蒸気は相変化を起こし、ため込んだ熱量を手放してしまう」という考え方は理解できません.熱量を手放すということは潜熱放出であり,つまり水が氷になるということだと思うのですが,気温が上昇して,例えば今まで雪が降ったところで雨が降るようになっているのだから,水蒸気が相変化により潜熱を放出するという論理は根本的におかしいように思います.

人為的な二酸化炭素(温室効果ガス)が大量に放出されるようになったのは1940年以降ですが,温暖化は1940年以前にも起こっていました.じゃあ1940年以前の温暖化の原因は一体何なのか?「CO2が温暖化の一番の原因である」という現在の考え方では,その原因を説明することができません.

誤解の無いように改めて書いておきますが,日本を初めとする先進国(特に中国・アメリカ)がCO2排出量を削減しようとする昨今の動きは非常に重要であり,今後も続けていくべきだと僕も思っています.ただこのエントリで僕が言いたいことは,そのこととは少し趣向が違うのです.我々の生活レベルにおいて,例えばエアコンの設定温度を28度にし,窓を閉め切った部屋の中で人々が汗だくになって働くというのはどう考えてもおかしいのではなかろうか,ということを声を大にして言いたいのです.どうせ言うなら「設定温度が28度」ではなく「室温が28度になるような設定温度でエアコンを使いましょう」と促す方が適切だと思うのです.

Posted by cozymax at 2006/10/29 (Sun) 21:59:19
[ 2 Comments ]
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