阪神タイガースの優勝はそれなりに報道されましたが,原監督の監督就任は村上ファンドによってかき消されました.阪神電鉄は9月下旬の時点で,村上ファンドによる株式の大量保有をすでに把握していましたが,そのとき特に対策を取らなかったのです.それがな今になって大和証券SMBCと財務アドバイザリー契約を結んでも,明らかに遅すぎる対応であって,ほとんど意味を成さないだろうと思われます.いまさらどうすることもできないでしょう.いわゆるライブドアvsフジサンケイグループの一件は,大企業の経営者が自社株の管理体制を見直すきっかけになったはずでした.言い方を変えれば,阪神電鉄の認識は甘過ぎなのです.阪神タイガースの上場に関して反対する人は,村上ファンドを攻めるのではなく,阪神電鉄を責めなくてはならないのだと思います.
球団が上場することによるメリットはあると思いますが,当然デメリットもあります.ですがそれらを総合的に考えたとき,特に阪神タイガースの上場は巨人が上場することと同じくらい面白いのではないかと僕は思うのです.球団は公共のものだといいますが,実際は各オーナーの私有物と化しており,特に巨人なんかは個人の持ち物となっています.そんなくだらない状況を,球団が上場することによって打破できる可能性があります.本当の意味での公共物(正確にはファンと選手とスポンサーとオーナーのもの)を目指すなら,上場も有効な手段の一つではないでしょうか.
ただしプロ野球はビジネスである前にスポーツです.楽天が田尾監督をたった1年で解任してしまうような愚行や,原氏の監督再就任が単なる人事異動に過ぎないなどというアホな発言は,今後一切あってはならないのです.村上ファンドが阪神タイガースで金儲けだけを主に企んでいるのだとすれば,即刻手を引いてほしいと思います.しかし村上ファンドにつけ込む隙を与えたのは阪神電鉄なのだから,自業自得といえばそれまでですが.苦しむのはいつもファンと選手ですね.
阪神電鉄、買収防衛策を検討へ 大和SMBCと契約方針
阪神電鉄は9月下旬、村上ファンドによる株式の大量保有がわかった時点でも、「いろいろ提案があると思うが、前向きに取り組みたい。対策は特にしない」(同社広報)としていた。
だが、今月に入って、村上ファンドの保有比率が合併などの重要事項に対する拒否権のある3分の1を超えていたことが分かり、予想以上に買い増しが進んだことへの危機感から対応策を練ることにしたものと見られる。
<参考リンク>
・阪神 村上ファンドの要求完全拒否
・渡辺会長 村上ファンドをバッサリ(うるせー!)
・巨人・原監督決定の舞台裏 渡辺発言で切り札招聘暗転(うぜー!)
・堀内監督「あんまりいいことなかった」(一番かわいそう)
<追記>(10/6 17:50)
ホリエモン、村上ファンドは僕がお手
ライブドア・堀江貴文社長(32)は5日、阪神電鉄の筆頭株主となった村上世彰氏(46)が阪神タイガースの上場を提案したことが明らかになったことについて「いいんじゃないですか。ファンに株を持ってもらえたら」と肯定的な見方を示した。また昨年のプロ野球新規参入騒動時に提唱した自らの経営プランが、村上氏の行動に影響を与えた可能性を示唆した。
「ニッポン放送の時に学習したみたい」
ホリエモン,キター!ってことで.やはりこの人の神経は凄いです.衆院選で広島6区から出馬したことを受け,資金難に苦しむ広島カープを買収するというような話がちらほらあるようですが,今のところ真偽は不明です.でもなんていうか・・・やはり巨人が上場しないと始まらないだろうという気はします.
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