まずニッポン放送株を巡るフジテレビとライブドアの最近のやり取りを簡単にまとめたいと思います.だいたいこんな感じ.
フジテレビが実施していたTOBで,同社はニッポン放送の発行済み株式総数のうち,36.47%を取得したと発表したのが今朝.これによってTOBが実質的に成立.しかしライブドアも市場でニッポン放送株を買い進めており,すでに43%程度を確保している状況.つまり双方が拒否権を持ち合うため,ニッポン放送は重要事項を決定することができなくなり,経営に支障をきたす可能性が大きくなった.ニッポン放送の経営権についてこの先どうなるかは,ニッポン放送がフジテレビに与える新株予約権に対して,ライブドアが発行差し止めを求めた仮処分の判断に委ねられることになるが,さあどうなるか.しかしまあフジテレビは,TOB成立によってニッポン放送が同社に対して持つ22.51%の議決権が消えたため,ニッポン放送の筆頭株主となったライブドアによる“間接支配”に陥る事態を免れたので一安心といったところでしょう.
だけどホリエモンがなぜニッポン放送株にここまで執着するのかという理由については,僕は未だによくわかっていません.なんで?ニッポン放送の資産価値ってそんなにあるんでしょうか?ホリエモンはあくまでもフジサンケイグループとの業務提携を視野に入れているようですが,こんな略奪みたいなやり方をしておいて,まあ無理でしょうね.けど略奪気味に,ある種強引にやらないと何も変わらないという考え方も分かりますが・・・.東京証券取引所の基準では,大株主の上位10人と役員の株式保有比率が80%を超えると,1年後に上場廃止となるそうです.この基準にニッポン放送が触れるのは確実のようですから,つまりニッポン放送は上場廃止される可能性が高いわけです.にもかかわらず買い付けを進めると公言するホリエモン.やっぱりよくわかりません.どなたかご存じの方,分かり易く(ここポイントw)教えてください.
ホリエモンは「テレビはあと10年で終わる」と公言しました.「だからラジオ局を買収」と話を持っていくのは短絡的すぎますが,一理あるでしょう.だけどもしネットとラジオを組み合わせるとしたら,AMラジオは気が散りそうです.FMのような音楽主体の番組よりもトーク主体の番組が多いですからね.もちろんその辺は考えるでしょうけど.しかしラジオの位置づけは,アメリカでは微妙になってきているようです.ITmediaからこんな記事.
政治ニュースはラジオよりもネットでチェック―米調査
昨年の米大統領選挙では政治ニュースのチェックや政治活動にインターネットが積極利用され、主要情報源としてラジオよりもネットを挙げるユーザーが上回ったことが、非営利組織Pew Internet and American Life Projectが3月6日発表した報告書で明らかになった。
ネットユーザーのうち、大統領戦に関するニュースの主要情報源としてネットを挙げた人は28%で、ラジオの17%を大きく上回った。さらに、ブロードバンド利用者に限るとインターネットを政治ニュースの主要情報源として挙げたユーザーは38%に上り、新聞の36%をしのいでいる。
この中にテレビが占める割合が入っていないのが残念ですが,きっとトップなのでしょうね.ラジオや新聞よりもネットが占める割合の方が高いのは個人的には納得できます.携帯電話による情報収集も「ネット」に入れていいのなら,さらに実感が湧きます.最近テレビはほとんど見てないし,新聞も読んでませんから.RSSやネットサーフィンによる情報収集が,政治ニュースに限らず僕の情報源となっています.たぶん僕のような人って少なくないと思うんです.この記事は,なにもアメリカに限った話ではない気がしますね.
ニッポン放送はオールナイトニッポンしか聴きませんが,もしライブドアが経営権を握ったら「オールナイトドア」とかになるんでしょうか.今回の騒動はニッポン放送社員や番組関係者などを一切無視してますよね.一応ニッポン放送の社員は声明文を出しましたが,はっきり言ってこの声明文はほとんど意味を持たないと僕は思ってます.だってホントに社員一同が書いたとは思えないし,「そうゆう風に言っとけ」と黒幕から指示されている可能性も否めないですから.もちろん無言で事の成り行きを見守るよりはずっとマシですが.
このニッポン放送を巡る略奪戦.数十年後に「ホリエモンの乱」とかいって歴史の教科書に載ったら面白いな.「大塩平八郎の乱」チックに.
ホリエモンくんは、よく言われているように「戦略の中身」がまったくないですよね。実際、何がしたいのだろう・・・としか見えません。
たんにフジを支配したいだけなのかもしれません。
選挙ででてくる羽柴誠三秀吉のような「泡沫候補」みたいです。
>ニッポン放送の資産価値ってそんなにあるんでしょうか?
価値があるとしたら、「記者クラブ」の資格でしょうか。
世界のどんなメディアでも手に入れるのが「難しい」ものです。
日本でメディア展開を目指すとしたら、絶対欲しいものです。
ただ、その意義についてもホリエモンくんが理解しているかどうかは・・・・
ぶまさん,コメントありがとうございました.
戦略の中身を見せないのはホリエモンの作戦でしょうか?それともホントに中身がないのかw.だけどもうちょっと中身を見せないと世間がついていきませんよねぇ.ホリエモンがやってることは別に違反行為じゃありません.でも中身を見せない(見えない)ために悪者みたいに見られてる.せっかく古い社会にメスを入れてくれているのに,なんだか自分で自分の首を絞めちゃってるような気がしてなりません.
ところでニッポン放送の資産価値についてですが,買収すれば記者クラブの資格が得れるんですか?これは知りませんでした.上場廃止になったとしても,記者クラブの資格は得ることができるんでしょうかね.ま,まあ・・・記者クラブについての僕の知識が全くないのでこれ以上は書きません(汗).今後勉強してみますw.
>戦略の中身を見せないのはホリエモンの作戦でしょうか?
本当に中身がないに一票w
ただ、フジを手に入れたかったから・・・としか・・・
もちろん、裏の手があるかもしれませんので断定しきってしまえないですけどね。
>買収すれば記者クラブの資格が得れるんですか?
得れます。
ただし、新株予約権発行が差し止められなかったらそれも「パァ」になってしまうでしょうけど・・・。
上場廃止になるとどうなるかは、分かりませんね。
そうなった場合は、ニッポン放送から手を引いちゃうんじゃないでしょうか。
新株予約権の発行にすべてがかかっているような状況になってきましたね.個人的には「差し止められればいいのに」とか思ってますがw.深い意味はありません.ただその方が面白くなるかな,というだけです.フジグループ関係者にしてみれば面白くないでしょうけど・・・.でも期待とは裏腹に,なんだかんだで差し止められる気がしますね.この裁判は出来レースのように感じます.
ホリエモンは底なし沼にはまっているような印象を僕は受けます.もう手を引くに引けない状況なんじゃないかと.この先彼がどうゆう風に切り返すのか.というか切り返せるのか.「切り返して欲しい」という期待を込めて見ていきたいと思ってます.って別にホリエモンファンじゃないんですけどね,僕はw.
新たにエントリーをあげるまでもないかな,ということで.
やっぱりというかなんというか,ライブドア側の申請が認められましたね.仮に認められなくても,それはそれで面白い状況になったと思いますが.けど認められなかったら「何でもあり」になってきますからねぇ.タダでさえトップ同士の争いで,あくまでも株主は無視なんですから.まあ今後の動向も見ていきたいと思います.グットくる何かがあれば,エントリーにあげますw.
<ニッポン放送「直ちに異議申し立ての手続きを取る」>
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050311NTE2INK0311032005.html
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