Dec 23, 2005

ソウル大研究者が発表した常温での氷生成

水に高電圧をかければ,常温下であっても氷へ相変化するのだそうです.面白い実験結果ですが,これも捏造だったらまた違った意味で面白いと思いました.でも同記事の日付は今年の8月になっており,4ヶ月経った今でも捏造だったというニュースを聞かないところを見るときっと大丈夫なのでしょう.パクリ文化の横行によって世界的な韓国の信用度はもともと低かったわけですが,先のES細胞捏造問題は韓国の株をさらに下落させました.パクリの次は,ありもしないことを創り出してしまったわけですから.日本でもゴッドハンドを持った考古学者が華麗な捏造劇を繰り広げたのは記憶に新しいですが,社会的寄与が大きい人の捏造は,それがバレた時に予想外の尋常でない被害を我々に与えます.日本の例であれば,被害は専門家や彼の論文を掲載した論文誌の出版元だけにとどまらず,小中学生を初めとする一般人にまで及んだのです.教科書の内容が変わるわけですからね.ES細胞の捏造も韓国政府と国民に様々な大きな被害を与えました.

ちなみに同現象は実験的に証明されただけで,論理的裏付けは成されていません.たまたま相変化が見られただけかもしれないし,どれくらいの量の氷を生成できるのかもわかりません.すべては今後に期待といったところです.

ところで,もし同方法による氷の生成(製造)が実用化されれば,我々の生活はより便利になるだろうと考えられます.電子レンジのような形の瞬間氷製造マシーンが登場し,ものの数秒で氷を作ることができるようになるかもしれません.ただし一般的には急速に成長した氷はゆっくり成長した氷より融けやすい性質を持つため,例えばウィスキーや焼酎のオンザロックには不向きであろうと思われます.料理で急激に何かを冷やすとか,あるいは氷枕とか,そういった用途では活躍するだろうと思います.

常温で氷をつくる

通常,地表の水は室温で凍ることはなく,0度C以下の温度で氷に変化しはじめる。これまでの研究によると,高電圧をかけると室温でも氷に変化することが理論的に予想されていたが,実験的に明らかではなかった。

韓国,ソウル国立大学のチェ博士らは,高電圧をかけると室温でも水が氷に変化することを見いだした。必要な電圧は1メートルあたり100万ボルトで,これは,理論的な予想値の1000分の1だったという。

水が氷に変化するには,水分子が結晶のように規則正しく整列する必要があるが,電気の力がこれを誘発したと博士らは考えている。理論の1000分の1の電圧で誘発する今回の現象は,予想とはちがうメカニズムがはたらいているらしい。博士らは,このような現象は,雷雲やナノメートルスケール(ナノは10億分の1)の電子デバイス内部で生じている可能性が高いとのべている。

<関連リンク>
<ES細胞ねつ造>全面支援の韓国政府は窮地に
黄教授のES細胞は「ねつ造」、ソウル大調査委が結論
ES細胞論文ねつ造問題特集


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