面倒くさい人によって「バーボンではなくテネシーウイスキーだ」といちいち区別されることで有名なジャックダニエル(Jack Daniel's)ですが,NashvilleとLynchburgの本社で家宅捜索が入ったようです.理由は,約100年以上前のビンテージボトルが,何者かによりライセンス無しで売買された疑いがあるため.当局により2400本のボトルが押収されました.その中の1本は1914年のボトルで,ラベルの保存状態も良いことから,コレクターの間では日本円で100万円以上の値が付くのだそうです.ボトルに詰められたウイスキーは,樽貯蔵と違って成熟の進行が止まるため,年月に比例して味はむしろ悪くなるわけですが,その存在が貴重であるが故,コレクター心を擽るらしいです.押収されたビンテージボトルは,最悪の場合すべて処分されることになるとか.引用先のSFGate.comの記事で,28歳のKyle MacDonaldさんが「悪いのは人間だ.ウイスキーに罪はない!」とコメントしているように,コレクターでなくとも,ウイスキーがそれなりに好きな者としては痛烈にもったいなさを感じます.
ジャックダニエルがテネシーウイスキーであることは知っていましたが,先ほどWikipediaを調べて初めて知ったことがありました.それは,「ジャックダニエルの本社があるムーア郡はドライ・カウンティ(Dry county)のひとつで,禁酒法施行以来郡内での酒類の販売が禁止されている(ただし,ジャックダニエル蒸溜所では観光客向けの少量販売が認められている)」ということ.何だか反体制な感じが,ジャックダニエルの風味に覚える荒々しさを助長しているようで良いです.
Historic Whiskey Could Go Down Drain
Here's a sobering thought: Hundreds of bottles of Jack Daniel's whiskey, some of it almost 100 years old, may be unceremoniously poured down a drain because authorities suspect it was being sold by someone without a license.
"Punish the person, not the whiskey," said an outraged Kyle MacDonald, 28, a Jack Daniel's drinker from British Columbia who promotes the whiskey on his blog. "Jack never did anything wrong, and the whiskey itself is innocent."
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