民間の信用調査機関・帝国データバンク長岡支店によると、新潟県長岡市の老舗温泉旅館「成願(じょうがん)寺温泉 養寿館」(高野興一社長、資本金2800万円)が5日付で営業を停止した。任意整理を行う方針。新潟県中越地震で温泉設備が破損し、修復不可能と判断した。
同じ新潟でも僕の地元は被害を受けていないんです.しかし高専時代の5年間を過ごした長岡の被害は最悪です.このことは友人・知人から生々しい話を聞いてはいたのですが,このたび成願寺温泉が営業を停止したという上記のニュースを見て,被害の大きさを再確認しました.
成願寺温泉は長岡高専の近く(でもないけど,方向は同じ)にあります.この辺りは特に揺れが激しかったようで,長岡高専も甚大なる被害を被ったそうです(9日現在も構内および寮は全面立ち入り禁止だそうです).成願寺温泉には一度も行ったことが無いんですけど,八方台へ行くときに前を通ったのが懐かしいです.
ところで,長岡高専の裏手には長岡雪氷(せっぴょう)防災研究所があります.僕も卒研時代には週に数回通っていました.この雪氷防災研も,やはり大きく地震の被害を受けたようです.
長岡雪氷防災研、設備ほぼ全壊 豪雪対策の中枢アウト
新潟県中越地震で、山地に積もった雪の重量などを観測する独立行政法人「長岡雪氷防災研究所」(同県長岡市、佐藤篤司所長)のコンピューターやレーダーなど中枢の研究設備がほぼ全壊し、今冬の積雪観測の見通しが立っていないことが四日、分かった。一方、水で路上の雪を溶かす「消雪パイプ」が機能するかどうかも確認できていない。
「被災地で倒壊を逃れた家屋でも,屋根に雪が積もれば,その重みでかなりの戸数が倒壊するだろう」と言われています.「雪下ろしをすればいいんじゃない?」って事なんですが,雪深い中,被災地までたどり着くことは出来ないでしょう.なぜなら,道路も復旧されていないため,重い除雪車が走れないからです.また消雪パイプも機能しなければ,山間部の集落は完全に雪で閉ざされるでしょう.
雪氷学の分野では,上記のような問題に対する対策案が急激に議論されています.しかしその中枢を担う雪氷防災研がダメージを受けてしまいました.木造の民家とは違い,コンクリート造りのがっしりとした比較的新しそうな建物だったのに,その機能が麻痺してしまうほど被害を受けたなんて・・・.早期復旧を心よりお祈り申し上げます.
なお,長岡高専に関する情報は,長岡高専のwebsiteをご覧下さい.また,こちらのブログにも詳しい情報が書かれています.興味のある方はご覧下さい.
writeback message: Ready to post a comment.