May 11, 2005
JR西へ低俗な嫌がらせが続出している件
JR西日本の脱線事故に関するニュースは最近テレビで見ることが少なくなりましたが,当然まだ何も解決していない事件です.被害者の方々は今なお肉体的・精神的な苦痛を感じていることでしょう.また直接的な被害者でなくとも,JR西日本利用者であれば少なからず怒りや不安を感じていることと思います.僕が思うに,そのような感情を抱くことは決して特異なことではなくて,むしろ当たり前です.それだけのことをJR西日本は組織ぐるみで犯したわけですから・・・.しかしJR西日本の乗務員に対する嫌がらせは,”度を超えている感”,あるいは”的はずれ感”が否めません.
JR西乗務員へ嫌がらせ120件 脱線事故後に相次ぐ
JR宝塚線(福知山線)の脱線事故後、JR西日本の乗務員を狙った悪質な嫌がらせ行為が相次いでいる。同社が8日までに確認できただけでも、120件に上る。事故当日のボウリング大会開催など一連の「不適切な行為」(同社)の発覚直後には、女性運転士がホームでけられてけがをする傷害事件も発生。レール上に石などが置かれる事件も多発しており、同社の3労組は10日、安全運転に協力を求める異例の共同声明を出した。
最も”度を超えている””的はずれ”だと感じるのは「置き石」による嫌がらせです.僕は置き石をする人の考えが全く分かりません.置き石をする人たちは,JR西日本に同じような事故を再び起こさせたいのでしょうか?そしてまた数十人の死者を出させたいのでしょうか?だとしたら一体なんのために?それによって誰にどんな利益があるのか・・・?考えられるのは,置き石をした人が精神異常者だという仮説.「人を殺したい」という自分の欲求を満たすために置き石をし,JR西日本に代行してもらおうという企みです.もしくは家族や親族を脱線事故で失い自暴自棄に陥った人による,すべての人間を同じ目に遭わせてやろうという企み.これらの場合だと置き石をした本人に大きな利益がもたらされます.極めて腐った利益ですが・・・.
置き石という腐った行為の他にも,細かな嫌がらせが続出しているようです.しかし中には嫌がらせとは言えないようなものや,被害者心理からすれば頭ごなしに批判できないような行為もあるようです.例えば運転士が乗客に運転する様子をビデオで撮影されたり,速度表示を大声で読み上げられたりすることを精神的苦痛と感じているそうですが,これは普通に仕事をしていれば特に問題のないことです.もちろんあれだけの事故を起こした直後ですから,運転士が過剰に反応するのもわかります.しかしそんなことをいちいち気にしていたら仕事にならないわけで.手当がたくさん付いたそれなりの給料をもらっているプロなんだから,もっと自信を持ってやってもらわなければ困ります.
他には,JRの職員に中身の入った清涼飲料水の缶を投げつけたり,蹴りつけたりする嫌がらせも発生しているようです.これは決して良いことではありませんが,自分が被害者の関係者だったら・・・と考えると,正直なところ分からなくもない行為です.でもやっぱり良くないことですけどね.暴力は何も生み出しませんし.暴力なんかよりずっとお手軽で,且つメッセージ性の強い主張のやり方は,以下に引用した方法ではないでしょうか.若干(かなり?)陰湿な印象も受けますが,自分がやられたら堪えられないです.
無言の抗議が運転士にとっては大きなプレッシャーになっている行為も続発。事故から2日後の4月27日、大津駅に入った電車の運転席後ろのガラスに「命」と書かれた紙がはられているのを運転士が発見。同日、大阪駅に着いた別の電車にも同じ字が書かれた紙が逆さにはりつけられているのが見つかった。
被害者やその関係者,JR西日本利用者の怒りは今後も半永久的に続くでしょう.しかし怒りの矛先や表現方法を間違うと,冷静な見方ができる第三者からはアホに見えます.置き石がその典型例なわけですが,他にも”乗客が同じ電車に乗車していた乗務員に対して「人殺し!」と暴言を吐いた”というのもアホさ満開です.だって乗務員やJR西日本を「人殺し」と言っているくせに,自分は人殺しが運転する電車に乗っているんですよ.本当に真剣にこの事件について考えたうえでJR西日本やその乗務員を「人殺し」呼ばわりしたなら,人殺しが運転する電車になんて乗車しないんじゃないでしょうか?
中国で先日起きた反日デモにも見受けられた事ですが,本当にある事柄について真剣に考えたうえで行動を起こしている人ってムチャクチャ少ないと思うんです.反日デモもJR西日本に対する嫌がらせも,その行為を起こした人の8割から9割が自己のストレス発散が主たる目的であるように感じます.JR西日本はストレスを抱えた現代人のサンドバッグと化しているように感じますね.嫌がらせというレベルの低いものではなくて,もっと有意義な主張をJR西日本に提示していかなければ,被害者の方々も救われないのではないでしょうか.
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