Jun 28, 2005

カレーおばさんと騒音おばさん

今日は朝から濃い二人をテレビで見ました.一人は林真須美被告.もう一人は「奈良の騒音おばさん」こと河原美代子被告です.

林真須美被告がヒ素入りの毒物カレー事件で起訴されたのは98年7月25日なので,今から約7年も前のことです.7年経っても未だに決着が付かない.この7年間の裁判にかかった費用は一体どこからでているのかを疑問に思うと共に,改めて日本の裁判の長さを感じました.今日午前に林被告に対する控訴審の判決公判が大阪高裁で開かれました.裁判長は1審判決を支持し,林被告の控訴を棄却.この結果2審でも死刑判決が降されました.しかしこれを受けて林被告は上告したようなので,まだまだ裁判は続きます.被害者からすれば,死刑判決でも軽いほどの憎しみや怒りを被告に感じているのだと思います.しかし当の被告は未だに罪を認めず争う姿勢を見せており,司法側もそれを認めています.決定的な証拠があったから控訴が棄却されたのだと思うのですが,それでもなお上告できてしまう日本の裁判制度に疑問を感じたのでした.

林被告は,被告がカレーの中にヒ素を入れているところを目撃されてはいますが,その場面を撮影した写真やビデオなどがないため,それが明らかな証拠にはなっていないようです.しかし「奈良の騒音おばさん」こと河原美代子被告の場合は違います.被害者がビデオテープにして十数本分にもなる河原被告の映像を克明に記録しているからです.それにしても河原被告は強烈ですね.久々に見たけどやっぱりすごい.あれは異常です.なにやらお子さんを亡くされたりと家庭内に不幸が続いた時期があるそうですが,そんなことが理由にならないくらいの精神的な異常さを河原被告から感じるのです.

河原被告の初公判は昨日27日に奈良地裁で開かれました.法廷内では異例の”絶叫ビデオ上映”があったそうです.被害者の方が寝る間を惜しんで撮影したあのビデオです.しかし河原被告は反省するどころか,そのビデオから流れてくる音楽に合わせてリズムをとっていたのだとか.もしこれが本当なら,やはり異常というべき精神状態ではないでしょうか.

河原被告は過去にも被害者から民事訴訟を起こされていますが,その時に支払いを命じられた賠償金を未だに払っていないそうです.これだけでも何かの罪に問われるのではないですか?この辺りちょっとよく分からないのですが,常識的に考えると裁判で言い渡されたことですから,それを無視していいはずはないですよね.これに加えて今回の逮捕です.きっとすぐに釈放されるでしょうが,自宅に戻ってからの”復讐”は必ずあるでしょうね.最悪の自体に陥らなければいいと思います.警察は何らかの事態が起こるまでは何もしてくれませんからね.河原被告は「大音量とは思わない」と言っているようですが,あれは明らかに大音量であり,騒音です.しかし警察はそれをやめさせることすらできない.河原被告の自宅前にパトカーを停めて,そのパトカーから降りもせずに「音量を下げなさい」と拡声器を使って注意するだけなのですから.しかもこの騒音は10年間続いているというじゃないですか.根本的な解決を10年ほったらかしにした警察.10年経ってもなお,何もしない警察.彼らは「何もしないんじゃなくて,騒音だけだと何もできないんだ」といいますが,それは言い訳以外の何物でもありません.被害者の気持ちになって考えると,河原被告には腹が立ちますが,こんな警察にも腹が立つ思いです.

腹が立つと言えば,数ヶ月前にめちゃイケで放送されたという騒音おばさんのパロディです.極楽の山本さんが騒音おばさんに扮してロケの邪魔をするという内容だったそうですが,残念ながら僕はみれませんでした.しかし相当似ていて面白かったみたいです.だけどよく考えるとかなりきわどいジョークだと思うのです.ジョークと言えるかどうかも微妙です.僕はめちゃイケは好きだし,山本さんも好きですが,この話を知人から聞いた数時間後に,これはちょっといただけないと思いました(聞いた直後は正直なところ爆笑しましたが).被害者の立場になってみれば,それは自ずと分かることです.

大音響おばさん、音楽にノッて無罪主張

CDラジカセを大音量で鳴らし続け、隣家の女性(64)を不眠や頭痛にさせたとして、傷害罪などに問われた奈良の「大音響おばさん」主婦河原美代子被告(58)の初公判が27日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれた。被害女性が撮影した同被告の絶叫ビデオが証拠として、異例の“法廷上映”される中、河原被告は首を上下に動かし左足でリズムを取った。さらに「音は出したが、そんなに大きな音とは思わない」と起訴事実を否認、無罪を主張した。


Posted at 13:38 in 主に時事ニュース | Permalink | 1 Comment | | edit

Comments

はじめまして。
和歌山カレー事件が冤罪だと思い、そのことを広めるブログをこのたび始めた者です。

この事件の裁判には色々誤解がありますが、まず、

>林被告は,被告がカレーの中にヒ素を入れているところを目撃されてはいますが,その場面を撮影した写真やビデオなどがないため,それが明らかな証拠にはなっていないようです

というような目撃証言は存在しないです。
「被告人がヒ素が入ってないほうのカレー鍋のフタをあけるところを見た」という内容の証言ならば存在しますが。
http://d.hatena.ne.jp/ken-kataoka/20080302#1204546043

今後もカレー事件にご関心を持って頂ければ幸いです。
どうかよろしくお願い致しますm(_ _)m

Posted by ken-kataoka at 2008/03/13 (Thu) 16:40:50
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