Sep 06, 2005
カトリーナとテロリズム
アメリカ南部を襲ったカトリーナによる被害は深刻であり,人種差別問題へと発展しています.米政府はしきりに自然災害を強調していますが,それは苦しい言い逃れでしかなく,被災者の感情を逆撫でするだけです.これは明らかに人災なのです.もちろん神の怒りに基づいた神聖な攻撃でもありません.だいたい無差別テロを支援する神というのは一体何でしょうか.そしてそのような神を信仰する人々というのは一体何なのでしょうか.アメリカは確かにイラクに対してひどいことをしたし,それは今もなお継続中です.しかしそれに対する復讐として,宗教の名に基づく無差別テロや自爆テロの横行が許されるはずはありません.カトリーナによる被害者の多くは米政府に対して批判的です.そんな彼らが復讐の対象となること自体,おかしいのではないでしょうか.単なる偶然までテロリズムの材料にしてしまうのは僕からすれば非常に馬鹿けた事でありますが,それを思いっきり信じ込んで,被災地と,そこに住む人々と,米国全体の崩壊を喜ぶ者が少なくないという事実があります.中国の「愛国無罪」と同じように,絶対的な存在である何か(虚像であると僕は思いますが)を中心とした「神聖」とか「聖戦」という考え方は恐ろしいものだと改めて感じました.
「カトリーナは神の怒り」=ザワヒリ組織声明
イラクで暗躍するヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者が率いる「イラクの聖戦アルカイダ組織」を名乗るグループが4日、インターネットのウェブサイトに声明を掲載し、米南部を襲った超大型ハリケーン「カトリーナ」に関し、「米国の崩壊の始まりだ」と気勢を上げた。声明の真偽は不明。
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