Mar 30, 2006
ダメな奴はダメな事をして同じダメな奴を正せない
第3期科学技術基本計画は,ざっと読んだだけでも寒気がするほどすばらしい物ですが,まあ文科省のお手並み拝見といったところでしょう.この長ったらしい計画書に書いてあることの半分も達成できれば上出来だと思います.僕を初めとして,多くの人にとっては世界を相手にした計算速度競争のためのスパコンなんてどうでもいいわけで,そんな道楽にお金を使うくらいなら,日本中のポスドクに年間50万円でいいから研究費を与えてほしいと思います.研究開発を担う人材の育成もいいですが,育成した人材が働ける場所をちゃんと作っていただきたいものです.研究者の倫理問題に関しては,論文も書かず授業も受け持たず,ただ大学や研究所に来てお茶を飲んで,学生や職員と話をして,17時になったら帰宅するくせに,身分はパーマネントで,且つ500万から600万円以上もの年収を得ているようなヤツをどんどんクビにできるシステムを構築してほしいです.これも立派な倫理観の欠如ですから.それがまかり通っているのが今なわけで,つまりまだまだ改革の余地は残されているのです.でも文科省も役人ですから,自分に置き換えて問題に対処したとき,きつく言えない部分があるのかもしれません.のらりくらりとやっている人間が,のらりくらりとやっている人間にもの申す事などできるはずがありませんから.じゃあ民間委託すればいいとも思いますが,結局は裏でやりとりがあるだろうから,大きな改革は成されないと思われます.そうこうしているうちに5年が経ってしまう.だから第3期科学技術基本計画の半分も達成できれば上出来だと言うのです.というか第1期,第2期の計画で何がどう変わったのでしょうか.そして,そこでやり残した事は今後どうするつもりでしょうか.永田議員のメール問題でメール提供者を証人喚問することがほぼ決まったようですが,これはさっさと永田議員が辞職し,メール提供者が何らかの罰を受ければいいだけの話で,言わば激しくくだらないことなのです.だったらこれまでの同計画がもたらした成果とそれに費やされた金額の釣り合いに関して,文科省の同計画担当者を問いつめた方がマシで,ずっと有効な時間の使い方であると思います.
研究開発に25兆円投資・第3期科技基本計画を閣議決定
政府は28日、2006年度からスタートする第3期科学技術基本計画を閣議決定した。2010年度までの5年計画で、研究開発に25兆円を投じる。次世代のスーパーコンピューターの開発などに取り組む。
第3期計画では、ライフサイエンス、情報通信、エネルギーなど8分野から「国際競争上重要」などの視点で選んだ課題に予算を手厚く配分する。研究開発を担う人材の育成、研究者の倫理問題にも取り組むとしている。
<関連リンク&エントリー>
・科学技術基本計画(文部科学省)
・第3期科学技術基本計画の重要政策(中間とりまとめ)(文部科学省)
・第3期科学技術基本計画の検討にあたって <1>
・日本の科学後進国化がどんどん進んでいる件
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