無許可で他国に入り込み,しかもそこに住む人を誘拐しておきながら全く悪びれた素振りを見せない北朝鮮.これに対する外交がほとんど進展を見せない現状に,拉致被害者の関係者が苛立つのも無理はありません.しかし北朝鮮との拉致問題を解決するにあたり,経済制裁が本当に意味のある手段なのかどうか,という辺りはよく分からないところがあります.以前の僕の考えでは「何もしないよりはマシだろう」という捉え方だったのですが,今では少々変わってきています.
仮に日本が経済制裁を行い,万景峰号の入港も禁止すれば,北朝鮮はあらゆる面で困るでしょう.しかしだからといって北朝鮮側が友好的且つ常識的な解決を提案してくるとは思えないのです.例えば今も北朝鮮のどこかで生活しているであろう日本人拉致被害者が,北朝鮮政府によって逆に制裁を与えられる可能性は十分考えられます.「経済制裁を止めなければ拉致した日本人がどうなっても知らないぞ」という,いわゆる脅迫です.または経済制裁に逆上した北朝鮮が武力行使に出てくるかもしれません.彼らは明らかに核を持っていますから,最悪の事態も考えられます.将軍様のロボットは自爆テロのような事も平気でやるでしょう.密入国したロボットが東京のラッシュアワーで自爆する可能性も全くないとは言えないのです.
以上は経済制裁による我々日本人が被るであろう被害の例です.しかし一番被害を被るのは,北朝鮮国内に住む外交・拉致問題に全く関係のない人々です.ただでさえ経済援助が行き届かないというのに,日本からの援助が全く無くなれば,最悪な彼らの生活は最悪を下回るのです.これは金正日という一人の人間を討つには大きすぎる代償ではないでしょうか.こう考えると経済制裁は一見直接的な手法に見えますが,実は大いに間接的であるように思えます.アメリカがイラクに対して行ったような事を,今度は日本が先頭に立った連合国が北朝鮮に対して行うべきなのではないかと個人的には思っています.もちろんアメリカが取った極悪非道な方法ではなく,もっと平和的なやり方で行わなければなりません.
北朝鮮が拉致認めて3年 横田夫妻が「経済制裁を」
北朝鮮が日本人拉致を認めた日朝首脳会談から、17日で3年になった。被害者のうち5人は帰国し家族とともに日本で新たな生活を始めたが、11人の拉致被害者らの安否は不明のままだ。北朝鮮との協議も進展しない。しかし、家族らは希望を失わず、再会への手がかりを求めて、訴え続ける。
横田さんは3年たっても進展の見えない状況にいらだちを見せ、「総選挙で強力な基盤ができた。郵政問題ばかりでなく拉致問題にも力を入れてほしい」と、政府や国会に対して改めて北朝鮮への経済制裁をするよう求めた。
<関連リンク>
・「拉致被害者救出を」 平壌宣言3年、秋田で集会
<追記>(2005/09/19)
6カ国協議の共同声明、北朝鮮の核放棄を明記
北朝鮮の核問題を巡る第4回6カ国協議は19日昼に開いた全体会合で、共同声明を採択して閉幕した。共同声明は、北朝鮮がすべての核兵器と現有の核計画を放棄し、核拡散防止条約(NPT)への早期復帰と国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れる一方、米国が朝鮮半島に核兵器を保有せず、核兵器や通常兵器で北朝鮮を侵略する意図はないことを明記。米国と北朝鮮が今後段階的に関係正常化の実現に向けた措置をとることを盛り込んだ。
また、日本、米国、韓国、中国、ロシアの5カ国が北朝鮮に対しエネルギー支援の意思を示した。
全く信用できないのですがどうしたらいいでしょうか.「結局北朝鮮の思うがまま」みたいな結果にだけはならなければいいと思います.拉致問題解決の糸口になればいいですね.
これしきゃ無いでしょ、みんなが声を上げて北朝鮮や国連に圧力を加えるしかないでしょう。
やりましょう!! ぜひお願いします。
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