Jun 28, 2006

田舎でなら人は時給608円で十分生きられると思う件

青森県の最低賃金は岩手,秋田,沖縄などの7県と並んで最低額の608円だそうで,これは最高額の東京都(714円),神奈川県の712円とは100円以上の差があります.しかし首都圏近郊の賃金とたった100円しか違わないことに驚きました.青森と似たような(と思われる)北海道の田舎に住んでいる僕の感覚で言うと,独身の男の一人住まいという条件においては,青森県で時給608円は,東京都で時給714円よりずっと楽に暮らせると思います.青森県が専従職員を使って行っているという生活体験(実験)「人は時給608円で生きられるか」では,手取額を9万4227円としているそうですが,僕に言わせれば,前述の条件を満たしているとすれば,はっきり言って9万円もあれば田舎で暮らしていけます.元々この専従職員たちが手取りでいくらの給料を貰っているのか知りませんが,普段の生活からいきなり時給608円の生活へレベルを落としても生活していけるわけがありません.よってこの実験はほとんど無意味だと思います.袋ラーメンではなくカップラーメンなどという高級品を買って食べていることからも分かる通り,彼らは時給608円にふさわしい生活レベルを理解していないのですから.というか,ご飯を炊いて自炊をし,職場にはおにぎりを持参するくらいでないとアウトです.

ですが考え方によっては,現在時給608円で働かされている人たちにとってはよい実験かもしれません.なぜなら,専従職員(恐らく公務員でしょうけど)によって,「人間らしい生活とは車に乗り,携帯電話を持ち,カップラーメンを食べ,たまには飲みに行くような生活である」と定義されたなら,それが保証されるだけの賃金が支払われるように制度(法律)が変更される可能性が高まるからです.全国の最低賃金が800円程度になり,最高賃金は首都圏近郊で1000円ほどにアップすればいいと思います.もしそうなったら,現在時給608円で生きている人の生活レベルは一気に上がるか,生活レベルはそのままで貯金が増えるかのどちらかになるでしょうね.またそれによってフリーターが今より増加するようにも思いますが,表面だけの実力主義思想が蔓延し,パーマネントの職や終身雇用・年功序列制度が崩壊しつつあるのだから(そして退職金制度もなくなりつつあるのだから),契約社員も派遣社員もフリーターも大して変わらないような気がするので,別に問題はないと思います.

最低賃金:人は時給608円で生きられるか 県労連4人が“実験” /青森

◇冷や麦、水でも赤字
県労働組合総連合(苫米地宣広議長)は今月1日から、時給608円という全国最低の最低賃金で本当に生活できるのかを調べるため、専従職員4人による1カ月間の「最低賃金生活体験」を行っている。このほどまとまった中間結果(19日現在)によると、食事を冷や麦やカップめんなどで我慢し、食費を極限まで削らないと生きていけない厳しい現実が浮き彫りになった。


Posted at 01:37 in 主に時事ニュース | Permalink | 2 Comments | | edit

Comments

札幌での修行時代3年間は、月給8万でしたが100万貯めて海外に1年行きましたけど。

45分パソコンに向って仕事したら15分の休憩が義務付けられている人がやってもねぇ。

やる気無いでしょ!!っていいたいねぇ。

Posted by Rose at 2006/06/28 (Wed) 10:22:34

札幌でもそれだけの生活ができるんですね.しかも100万円も貯金したなんて凄いです.やる気になればできるものですねぇ.青森の専従職員は,とりあえず銭金か黄金伝説の1万円生活を見たらいいと思いますw.伊東家の食卓も,節約生活には役に立つかもしれませんw.

Posted by cozymax at 2006/06/28 (Wed) 23:52:15
[ 2 Comments ]
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