Dec 17, 2006

期待外れな香り漂う新メルシャンのワイン事業

メルシャンといえばキリンビールとの一件が記憶に新しいところで,今後におけるキリンのワイン事業の動向に注目していたわけですが,その手始めとして(かどうかは知りませんが),明治製菓とのコラボによるキャンペーンが来年1月16日から展開されます.ターゲットはバレンタイン.ところが小さなチョコレートが1枚付いてくるだけなのです.こんなしょぼいオマケを付けるだけのキャンペーンに,果たしてどれだけの意味があるのか僕にはちょっと分かりません.少なくとも僕の購買意欲はこのキャンペーンによって全くかき立てられません.

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実際に商品を飲んでいないので味についての言及は想像の域を出ません.でもあえて書くと,キャンペーン対象商品はピア・ドールの赤以外すべてが「やや甘口」なので,「やや甘口」とか「甘口」のワインやスパークリングワインが嫌いな僕は,ここでもまた「買ってみたい」という気持ちになれないのです.これならJ.J.マクウィリアム(リンク先はシラーズ・カベルネですが,カベルネ・メルローも秀逸)とかCAVAプロセッコとか,同価格帯で安心して飲める方を選んでしまいます.

恐らくメルシャンのことですから,多くの人に受け入れられる,いわゆる「飲みやすい」というキーワードのもとに商品開発が行われ,無難な味に仕上げているのだと思います.僕の勝手な定義では「無難な味=飲みやすい=退屈な味」なので,本当にそうなっていなければいいと思います.年末年始にもし機会があれば,数名による割り勘でピア・ドールムスーの白を1本だけ買い,飲んで確かめてみることにします.「無難な味=飲みやすい=その無難で飲みやすいと世間で言われる味が僕の好きな味」だったら嬉しいです.

ちなみに「飲みやすい」とか「食べやすい」というのは,僕が大嫌いな表現の一つです.だって「飲みやすい」ってほめ言葉でもなんでもないですから.具体性に欠ける幼稚な表現にすぎません.それに「飲みにくい」ものを大々的に販売するはずがないのだから,「飲みやすい」という主観たっぷりの表現(説明)は第三者に対して全く意味をなさないのです(例えば一般に飲みにくいとされる古酒なんかでも,「飲みにくい」とは表現しないはずです).ピア・ドールムスーのロゼの説明に「飲みやすい」という表現がありますが,「じゃあ他の4つは飲みにくいのか?」ということですよ.メルシャンは飲みにくくてしょうがない商品も作っているのでしょうか.そんなものは作っていないのだとしたら,すべての商品に共通して「飲みやすい」と言えることになります.ということは個別の商品の特徴を説明するにあたって,「飲みやすい」という表現を使うことはできません.こんな簡単なことがなぜ分からないのでしょうか.メルシャンに限らず,他社,それからテレビのグルメレポーター等,「飲みやすい」「食べやすい」それから「やわらかい」という表現はとにかく気になります.同じようなエントリを過去に書いたこともありました

チョコレート付きのワイン メルシャン

メルシャンは「ピア・ドール バレンタイン スペシャルパック キャンペーン」と題して、チョコレート付きのワインを2007年1月16日から発売する。1本にワインに合う本格チョコレートの明治製菓「ノワール」が1枚付いてくる。


Posted at 04:49 in 主に時事ニュース | Permalink | No Comment | | edit

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