駒苫と早実の決勝再試合が始まりました.昨夜のうるぐすで,江川卓が「両チームのピッチャーは恐らく限界状態だから,明日は投手戦でなく打撃戦が見たい(打撃戦になるだろう)」とコメントしていたのですが,早実は開始早々1点を先取し,江川の予想(希望?)通りの展開を匂わすスタートとなりました.
それはともかく,駒苫と早実というのは,水島新司とあだち充の世界を地で行くチームだと思います.両投手が両漫画家の作品を象徴しているのですが,投手だけでなく,例えば駒苫の本間篤史なんていうのは,香田監督にうり二つというだけでなく,ドカベンに出てきてもおかしくない風貌と性格です.もし鹿児島工の今吉晃一が駒苫ナインだとしたら,もう言うことはありません.一方の早実は選手全員が涼しげで,東京のお洒落で都会的な雰囲気を漂わせています.
落語の世界でも関東と関西は一筋縄ではいかない関係があるようで,詳しくは知らないのですが,以前ある関西の落語家が「関西の笑いはコテコテの笑いであるのに対し,関東の笑いは,お洒落でスカした笑いだから関西人には馴染めない.笑点がまさにそれ.」というようなことを言っていたのを覚えています.駒苫は関西勢ではないけど,駒苫と早実には,この落語の例がよく当てはまると僕は思います.とにかく泥臭い駒苫.北海道の長く厳しい冬があっても,三年連続の甲子園出場を果たし,しかも決勝までこぎ着けている.だからといって早実は何も苦労をしていないとは言いませんが,駒苫と比べると泥臭くはないし,コテコテ感もないのです.この辺りがまた駒苫と水島新司,早実とあだち充を結びつけます.
僕はあだち充の漫画がどうも好きになれないのですが,その理由は恐らく,彼の作品にはスポーツの他に恋愛事が大きなウェイトを占め,且つ話の流れがスポーツマンシップとは違う意味で爽やかだからだと思います.駒苫は早実に泥臭さを見せつけ,三連覇を成し遂げてほしいと思います.
第88回全国高校野球選手権大会は21日、前日延長十五回引き分けとなった駒大苫小牧(南北海道)-早実(西東京)の決勝の再試合を迎えた。駒大苫小牧・田中、早実・斎藤ともに譲らず、3時間37分に及んだ熱戦は1969年の松山商(愛媛)-三沢(青森)以来、37年ぶりの仕切り直しに。駒大苫小牧が勝てば73年ぶり史上2校目の3連覇を達成、第1回大会から出場している早実は3度目の決勝で初の全国制覇となる。先発は駒大苫小牧・菊地、早実・斎藤。早実は1回裏、船橋の中前適時打で1点を先制、ここで駒大苫小牧は投手を田中に交代、さらに2回裏、川西の適時二塁打で1点を追加した。
追記:
駒苫負けちゃいましたね.9回裏の粘りは見事でしたが,あと一つでした.それにしても早実の斉藤投手は化け物だと思います.駒苫の田中が怪物と言われていますが,早実の斉藤の方が本当の意味で怪物だと思いました.チームの総合力では駒苫の方が上だと思うし,来年以降の事を考えても駒苫の方が上だと思います.しかし今日の結果は早実の勝ち.これは紛れもない事実です.とにかくいい試合でした.(15:14)
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