Aug 19, 2005
鈴木宗男の衆院選出馬に関するあれこれ
鈴木宗男が「新党大地」を立ち上げました.彼の出馬に関しては,彼が過去に犯した過ちや,それに関わる現在の「刑事被告人」という身分などから賛否両論あるようです.僕の個人的な意見としては,世間体を気にすれば「立候補すべきでない」と言いたいところですが,北海道の事や政界全体の事を考えると,必ずしもそうとは言いきれない,といったところです.つまり非常にどっちつかずで,自分でも気持ち悪さを感じている次第です.
はっきり言って,北海道,特に道東・十勝方面は今でも鈴木宗男を必要としている印象を僕は感じています.それは彼のおかげで同地域がここまで発展してきたと言っても過言ではないからです.公共事業依存型の古い体質が残っていたとしても,そこに暮らす人々にとってはお金が入ればそれでいいのです.もちろんこれはよくない状況ですから,今後変えていかねばなりません.でもすぐには絶対に変わらないだろうと思います.それにぶっちゃけて言うとw,きれい事だけでは済まされない問題だって山のようにあります.しかし鈴木宗男はそんな山のような問題を一つずつ確実に実現してきた人です.彼の人気は今でもかなり高いですが,それは上記のような事を考えれば特に不思議な事ではないのです.皆が彼に期待しているのです.本選挙で鈴木宗男が当選しても不思議ではないし,その可能性は民主党の岡田党首が首相になるより高いだろうと言うのが,今時点における僕の考えです.
彼は昨年11月にあっせん収賄罪などで懲役2年の実刑判決を受けました.政治家として,また人間として,やってはいけない事をしてしまったのです.しかしこの実刑判決が,本当に彼の政治家としての終止符になるでしょうか(本会議場で居眠りをしているダメ議員の方が,むしろ終止符を打つべきではないでしょうか).僕は政界や芸能界というところは非常に特殊な世界だと思うのです.芸能界は麻薬をやっても前科者でも,人気や実力があれば何度でも割と簡単にやり直しが利くではありませんか.これは一般の社会では考えられないシステムです(一般の社会においても同様のシステムを取り入れるべきか否かについては,ここでは論じません).政界にも同じような風潮があって,実力のある者はやり直す事ができるのです.現にこうして鈴木宗男は法的に妨げられることなく立候補し,新党まで立ち上げています.今の身分で迅速にここまでの事をやってしまえるというのは,彼に人気と実力が備わっている証拠だと言えるのではないでしょうか.辻元清美のように自分から開き直って「簡単にやり直しの利く社会がいいと思う」などと,自分の立場を擁護するあまり特殊な世界を単純に一般化しようとするのは短絡的で興ざめに値しますが,鈴木宗男の場合はちょっと違うと僕は思っているところです.
だけどこれは非常に難しくデリケートな問題ですから,僕の考えだけを綴ったこのエントリーを読んで反対意見を持つ人も少なくないだろうと予想しています.冒頭にも書きましたが,僕はこのエントリーをどっちつかずの中立な立場(またの名を「卑怯な立場」といいますがw)で書いています.だから自分でも煮え切らない文章になっていることは承知しています.その辺りをくみ取って読んで頂けたら幸いです.
ムネオ「新党大地」…“親友”松山千春が心境激白
“ムネオ新党”は「新党大地」-。鈴木宗男元衆院議員(57)が18日昼、北海道で地域新党を旗揚げするが、これを前に準備世話人を務める歌手の松山千春さん(49)が夕刊フジに激白。党名は「新党大地」で、「大地に還(かえ)り、大地に学ぶ」をスローガンに掲げることを明らかにした。宗男氏は自民党の武部勤幹事長(64)などをターゲットに、「逆刺客」を送り込む戦略も画策していると言われるだけに、小泉自民にとっては大きな脅威になりそうだ。
宗男氏は、これまで自らの出馬方法や新党メンバーの顔ぶれについては具体的に明かさない「ステルス作戦」を展開してきた。
だが、自民党の武部幹事長の北海道12区(北見、網走など)や町村信孝外相(60)の同5区(江別、千歳など)に“逆刺客”を送り込むことや、7区(稚内、名寄など)や12区に自らが出馬する可能性も示唆。道内を東奔西走する宗男氏に、自民党は危機感を募らせている。
北海道12区で鈴木宗男自らが出馬したら,同区に住む僕としてはますます面白い選挙になります.彼に投票するかどうかは分かりませんが,仮に他候補に投票したとしても,その後の選挙速報観戦が俄然盛り上がるでしょうw.
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