年金の受給年齢に達した際,自分で請求手続きをしなければ年金が受け取れない制度というのはそもそもおかしいのです.年金の受給を拒否する人が大勢いるのなら話は別ですが,そんなわけはないのだから,受給に関して面倒な手続きを必要とする現行の制度は大きく変わる必要があります.これと同時に学生納付特例制度も変わる必要があると考えます.学生の大多数は同特例制度に申請するはずです.多数の者が少数の者より面倒な手続きを踏まなければならないというのは異常なことです.
さらに異常なのは,受給手続きを忘れて(と言うよりは”知らなくて”だと思いますが),受給年齢に達しているのに年金をもらっていない人が存在するということです.これは本人の責任でしょうか.僕は違うと思います.わかりにくい制度や社会保険庁の怠慢な態度・体制が原因なのです.長きにわたりまじめに年金を納めてきた人に対して失礼極まりないとしかいいようがありません.こんな事だから年金に対して,または社保庁に対しての国民の信用がなくなるのです.
「信用」という面で話を進めれば,現在で40歳以下くらいの人は自分が受給年齢になっても年金がもらえないかもしれないといわれていますし,仮にもらえたとしても通算で納めた額より少額になると予想されています.そんな状況の中で,一体誰が年金を納めたいと思うでしょうか.見ず知らずの老人を助けられるほど今の若い人たちは裕福ではないのです.終身雇用制度が廃止されて任期制になり,給料も年功序列ではなくなり,いろいろな手当や退職金も廃止されたりしている昨今です.老後のお金も自分でなんとかする時代なのではないでしょうか.少なくとも怠慢な国に任せる時代は終わるべきだと思います.自分の責任で老後のお金がなくなるのなら諦めはつきますが,それが国の責任となれば諦めがつくはずがありません.現行の年金制度と社保庁の完全廃止は,特に若い我々にとっては絶対に必要な動きなのです.
「もうすぐ年金」通知サービス 社保庁が請求漏れ防止で
社会保険庁は3日から、年金の受給が始まる直前の加入者に、受け取り開始の手続きに必要な年金の請求書(裁定請求書)を送るサービスを始める。現在少なくとも4万人はいる請求漏れのケースを防ぐとともに、待ち時間が長くて評判が悪い年金相談の件数を減らす狙いもある。受給を控えた団塊の世代には、ちょっとした朗報だ。
「朗報だ」っていうか,当たり前の事がやっと成されただけですけど.
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