Dec 03, 2004
ドラフトワンなど増税見送り
自民党税制調査会は2日午前に幹部会議を開き、来年度税制改正では、原材料や製法を工夫してビールや発泡酒より酒税負担を低く抑えた「第3のビール」(ビール風飲料)への増税を見送る方針を固めた。
当たり前の結果です.こんなくだらない議論をしている暇があったら,もっと身のある会議をやってほしいもんです.
ドラフトワンの増税反対には,サッポロビール株式会社が以前から取り組んでいましたね.同社はホームページで増税に関するアンケートを行ったそうですが,5日間で5万人が回答し,増税に反対する人は96.6%にも達したそうです(詳しくはこちら).
いくら政府の財政が苦しくて「税収不足」とは言っても,こんな理不尽な課税の方法は無いでしょう.ちょっと売れたら増税.企業が努力して我々庶民のために作り出した新商品にはいちゃもんをつけ,また増税・・・って,これじゃ暴力団となんら変わりません.
このブログの10月14日のエントリーで,『政府税調会長がビール風酒類に対し「酒文化を損う」と批判した』というニュースを取り上げました.要するに「ドラフトワンのような”粗悪な酒類”の登場は日本の酒文化を乱す」とでも言いたいんでしょう.ドラフトワンを作り上げたサッポロビールをバカにした発言ともとれます.しかし,サッポロビールにドラフトワンを作らせた犯人は,将来を見据える目を持たず,目先の欲にばかりとらわれて既存のビールや発泡酒などに増税を決めた,あなた方(政府)じゃないですか.そんな経緯があるにも関わらず,今度はちょっと売れたからと言って,一度バカにしたドラフトワンを増税の対象とし,税収拡大のために同商品にすがりついた政府.一体何を考えているのか全く分かりません.
自民党税調は2日の会議で,低価格の新商品が開発されるごとに後追いで課税強化するのではなく「酒税体系そのものを見直す」ことで大筋一致したそうです.酒税については2006年度以降に税率の簡素化などによる抜本改正に取り組む方針とのこと.これは10月14日のエントリーで税調会長が述べたコメントとほぼ一致しています.役人が寄ってたかって会議までして決めた結論としては,あまりにもお粗末です.彼らは当たり前の事にやっと気づいただけですから.
税収を増やすことを考えるのも良いですが,無駄な支出をもっと考えるべきだと思います.消費税が3%徴収されるようになって何か変わりましたか?同税が3%から5%へ増税されてから何か変わったでしょうか?僕は全く実感がありません.収入(税収)が増えたら増えた分だけすべて使ってしまうのが政府のやり方ではないですか.それなりの結果が出ていないんだから,増税なんて10年早いです.
学生紛争まっただ中の時代なら一騒動起きているでしょうね.最近の日本人には面と向かって意見を言わず,陰でコソコソと悪口を言う人が増えていると思います.僕の一番嫌いなタイプの人間です.しかしこれでは何も変わらない.今回サッポロビールという有名企業が国を相手取って起こした行動は,非常に好感が持てます.たまには机をひっくり返すようなパフォーマンスも必要です.
<関連リンク>
・ドラフトワンの増税に反対します(サッポロビール株式会社)
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