Aug 18, 2005

「社会保障の世代間格差は8100万円」を考察

社会保障制度において保険料負担より給付が少ないというのは問題外です.何のために保険料を払っているのか.見ず知らずのお年寄りを金銭的に援助できるほど裕福な人がこの日本に一体どれだけいるというのでしょうか.たぶん自分の親にさえ月々仕送りすることもままならない人が多いのではないかと思います.もっと言えば自分一人が生活していくだけでギリギリの人も少なくないと思うのです.財務省は現行の社会保障制度の問題点をまとめたそうですが,これを受けて同省が変わる見込みはどの程度あるのでしょうか.財務省に限らず,国は収入ばかりを考えて自らの支出を全く考えません.仮に消費税を10%に引き上げたとしても,その分支出が増えるのだろうから状況は変わらないと容易に考えられます.このような背景の中,増えつつある国民年金未納の若者に対して強制的な徴収を試みたところで上手く事が運ぶはずがありません.普段はアホな彼らも,さすがにそこまでアホではないのですから.

とりあえず社会保険庁は自分たちの不正金の全額を保険料給付金に充てるべきでしょう.それが礼儀というものだし,それをせずには国民に対して偉そうな口を利く権利はありません.その後で現行の社会保障制度を基礎から見直さなくてはなりません.スウェーデンやノルウェーは税金が日本の3,4倍だそうですが,文句を言う国民は少ないと聞きます.それは取られた分に見合うだけの見返りが補償されているからなのです.しかしこれは当然の事であり,別に驚く事ではないのです.しかしその当然の事が全くできていない日本と比べると驚愕に値する事実となります.

日本政府はお得意の腰抜け外交でアメリカやアジア諸国にペコペコして,お金ばかりを使って何の成果もあげる事ができないのだから,せめて国内における国民のための改革はしっかりやってもらわないと,一体何のための政府なのか,その存在に多くの国民が疑問を感じるようになるだろうと思うのです.まあすでに不信感を抱く国民は多いはずですが.どこの国とはあえて書きませんが,不要なODAなど,国の無駄な支出を減らせば年間数十億円というお金が自由に使えるようになるのではないでしょうか.温室効果ガスの排出を削減するかのように,無駄な出費を抑える動きが必要です.タダでさえ大赤字なのですからね.

社会保障の見直しが急務である事は言わずもがなです(というか上記の通りです).もしこれが,例えば5年以内に達成できないのなら,いっそのこと社会保障制度(特に年金制度)自体を廃止してもらった方が,少なくとも我々若者にとってはいいような気がします.なぜならば,我々若者は月々1万円以上の貴重なお金を捨て続ける事になるからです.こんな箸にも棒にもかからない制度があるから未納者は法的に罰せられるのであって,制度自体がなければ罰せられる事はありません.お金を捨てなければ罰せられる法律など,当然あってはならないのです.若者にとっての国民年金制度は,いわば「目の上のたんこぶ」でしかないのです.

社会保障の世代間格差8100万円に・財総研が報告書

財務省の財務総合政策研究所は17日、現行の社会保障制度の問題点や改革の方向性などを盛り込んだ報告書をまとめた。生涯賃金を3億円とし、年金、医療、介護を合わせた世代間格差を試算。保険料負担より給付が多い1940年生まれと、逆に給付が少なくなる2005年生まれとで8100万円の差が生じるとした。

報告書は昨年9月に設置した「社会保障に関する研究会」での議論を踏まえ、学識経験者9人が執筆した。世代間格差は東京学芸大の鈴木亘助教授の試算。ほかに、診療報酬の見直しなど医療・介護にかかる支出の抑制策が必要になるとの認識を明らかにしている。

社会保障(ウィキペディアより)

社会保障(しゃかいほしょう social security)とは、国民一人ひとりの不安、老後・病気・失業・傷害などの生活上の諸問題を国家がいろいろの面から保障することをいう。また基本的人権の一つである生存権(国民が人間らしく生活する権利)を国家が保障することをいう。国の制度や社会経済的な状況に原因を求められるような問題については、それができるかぎり生起しないようにすることは不可能ではないだろう。それが、社会保障という言葉に本来込められていた意味であった。社会保障を巡る議論は、例えば将来の年金はもらえるのか、医療費の負担は今後どうなるのか、介護保険制度は大丈夫か、等々といった課題がある。

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