また中国の海賊版製品を報じているのかと思いきや,大幸薬品と和泉薬品工業の裁判についてのニュースでした.裁判所の結論である「ラッパとひょうたんに類似性はない」には,確かに納得できます.ラッパとひょうたんを間違う人はなかなかいませんから.車と自転車を間違う人がいないのと同じです.しかし両社のパッケージデザインをひと目見て,類似性を感じる方が正常な捉え方だと僕は思います.明らかに似ていますよ.
大幸薬品の正露丸には100年余りの歴史がある一方,和泉薬品工業の正露丸には70余年の歴史があります.しかし現在のパッケージに関する歴史は分かりません.知名度云々ではなく,どちらが先に現在のパッケージを採用したかによって「パクった・パクられた」が決まると思うのですが,パッケージデザインに関する歴史が浅い方(パクった方)は,もっとオリジナリティのあるデザインを考えるべきだと思います.きわどいデザインにしているから裁判になるわけで,自社の独自性を存分に盛り込んだデザインにすれば,両社にとってもお客さんにとっても有益な結果をもたらすのです.

「ラッパのマーク」の胃腸薬「正露丸」で知られる大幸薬品(大阪府吹田市)が、ひょうたんマークの正露丸を作っている和泉薬品工業(同府和泉市)に製造販売差し止めと約6400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、大阪地裁であった。田中俊次裁判長は、社名とマークを除く箱のデザインの類似性は認めたが、「(識別のポイントとなる)ラッパとひょうたんは似ておらず、混同の恐れはない」として請求を棄却した。
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