Mar 22, 2006
【ストライキ】不満,交渉,一人デモ
日本のプロ野球がストライキを起こしたのは2004年で,これは70年間続いたプロ野球史上初のできごとでした.このストライキは賛否両論ありました(賛否両論のないストライキなどないわけですが).しかしそのかいあってか,今でもプロ野球は12球団で運営されています.ナベツネの独裁が変わらなかったのは残念でしたが,総合的に見て意味のあるストライキだったのだと思います.
ところがこのストライキ以来,日本ではストライキを決行してもよさそうなケースが各方面で大いにあるというのに,全国ニュースで注目されるほど大きなストライキは起きていないように思います.雇用を巡る摩擦は官民共に常に生じている問題と言えるでしょう.ストライキを起こしたいと思っている人はたくさんいるはずなのです.この中にはフリーターも含まれます.でも実際に行動を起こすとなると,それはそれで様々な別の問題が生じてくるため,せいぜいネットの世界でブログや掲示板を通じて「一人デモ」を敢行するのが関の山なのです.僕も一人デモに興じる者の一人です.しかしこれは非常に意味のある事だと僕は思っています.なぜなら公に自分の意見(時には反対意見)を手軽に公開することができるからです(mixiなどのSNSは公の点で弱いですが,団結の面では結束が強まりそうです).その昔,まだブログなんて無い頃に,学生運動で熱く持論を展開した若者がいました.彼らは今となってはおとなしいものですが,そうゆう人にこそブログをやっていただき,再び持論を展開してほしいと思うのです.それは社会のためにも,また我々後輩のためにもなります.もし「時代(あるいは立場)が当時と違うから(持論を展開することは)やらない」というのなら,それは全くおかしいことです.第一「時代が違うから」の一言で片づけられることではないと思うのです.それに今の時代にこそ彼らの意見が必要だと僕は思います.
労働時間の延長をめぐり,ドイツでは公務員のストライキが7週間目に突入したそうです.1週間あたりたった1.5時間の延長です.しかし彼らは猛烈に抗議しているのです.なぜなら,もし今回の延長を受け入れてしまったら,次回からもズルズルと自治体のやり方を受け入れてしまい,将来的にはリストラに繋がる恐れがあるため,それを今のうちから拒否していこうという確固たる信念が彼らの背景にあるからなのです.「たった1.5時間くらいいいじゃないか」と僕も最初は思いました.それに彼らにはきっと日本で言うような残業もないはずです.ですが彼らにしてみれば,現時点における1.5時間の延長は,将来における自分たちのクビと等価なのです.自分たちのクビが危ぶまれた時点でストライキを起こしても遅すぎる.これが彼らの考えなのです.これを知って,僕も彼らの考え方に同調しました.日本に取り入れるべき姿勢だと思います.
いかなる場合でも不満の次に来るべきものは交渉です.ところが最近の日本は,老いも若きも不満の次に死が来ている気がしてなりません.殺人であったり自殺であったり.井上陽水は「傘がない」の中で「都会では自殺する若者が増えている」と歌っています.でもそれから30年余りが経った今では,都会でも地方でも自殺する者は増えており,それは若者に限った話ではなくなっているのです.つまり30年間で状況はある意味悪化しました.政治のせいにする前に,我々は行動を起こさねばなりません.ドイツのストライキのようなことは無理だとしても,公に反対意見を出さなければなりません.なぜなら,そうしなければ反対意見が全くないと見なされても仕方がないからです.反対せざる者不満を言うべからず.ブログを用いた一人デモ敢行者が一人でも増えればいいと思います.
ドイツの公務員スト、7週目に突入
朝6時、ドイツ南部の町、シュツットガルトのゴミ清掃組合の前に集まった市の職員たち。この日もストライキは解除されず、ゴミ収集車は先月初めからストップしたままです。そして市内の至る所で、ゴミが山積みとなっています。もう7週間も収集されていません。
ストの原因は、財政難に苦しむ自治体が職員の週の労働時間を現行の38.5時間から40時間に引き上げようとしたことでした。1日に換算すると、労働時間の延長はわずか18分ですが、組合側は「将来のリストラにつながる」と訴え、ドイツ各地でおよそ2万人の職員がストに参加しています。
<関連リンク>
・私達の望むものは by 岡林信康 (Infinite Harmonics)
wikieditish message: Ready to edit a entry.
A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.