日本におけるサマータイム制導入に関しては数年前から賛否両論あるわけですが,このたび北海道が道としてサマータイム導入実験に参加することを正式に表明したそうです.実験期間中は早出勤務帯(7:45-16:30)を設定するそうですが,通常勤務と併用することで業務終了時間は繰り上げないんだとか.道民生活に大きく関わる病院や学校は実験対象外だそうです.
僕は日本においてサマータイム制度がうまく機能しないと思っています.というのは,日本の文化と言っても過言ではない残業があるから.数年前に比べればだいぶ残業は減ったといいますが,実際のところは”カラ残業”という形で根強く生き残っています.公務員ならまだしも,民間企業であれば残業は当たり前のことでしょう.「早期出社したところで帰宅する時間は同じ」というオチが待っているだけのように思います.
北海道の高橋知事は,サマータイムについて「省エネや地球環境にやさしいなどの効果があるとされるが,ほかに経済波及効果もある」と指摘していますが,これは「外国での話」と割り切るべきではないでしょうか.もしくは「公務員に限った話」とか.男性の育児休暇や昇進・給与の能力制なんかと同じで,うわべだけ外国のマネをしても正しく機能するはずがないわけで.外国の文化を導入したいなら,まずはそれを導入できるだけの土台(文化・制度)を作るべきだと思うんですけどね.そうしないと,施工主側と現場側に温度差が生じ,それこそ空回りして終わりになってしまいますから.せっかくの良案も台無しです.
サマータイム、道が参加表明
高橋はるみ知事は十日の記者会見で、札幌商工会議所などが今年夏に実施する予定の「サマータイム導入実験」に、道として参加することを正式に表明した。道の参加期間は七月四日から同二十九日まで。道は六月上旬に、本庁の知事部局を中心に参加する部局や人数を取りまとめる予定だ。
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