Feb 05, 2006

外国人に頼り切りの国技は面白くないし情けない

第30回日本大相撲トーナメントは,大方の予想通り朝青龍が優勝しました.まあ横綱は強くて当たり前なのでそれはいいのですが,とにかく日本人力士の情けなさが目立つトーナメントだったことは残念でした.ベストエイト(準々決勝)に残った8人の力士のうち,日本人力士は栃東だけ.その栃東も旭天鵬に負けました.準決勝に勝ち上がったのは朝青龍,黒海,白鵬,旭天鵬の4力士.そして決勝戦は朝青龍と白鵬のモンゴル対決でした(ベストエイトからすでに,ほぼモンゴル対決だったわけですが).

この結果が,トーナメント戦というある種のお祭り行事だからこそのものであるなら別にいいのです.しかし本場所も同様の傾向が見られるので,もはや相撲が日本の国技という位置づけを保てないところまで来ているのではないかと思うのです.そんな状況で「相撲人気が低迷している」などと言っているわけですが,はっきり言って当たり前のことです.外国人同士の相撲ばかりを見たところで面白いはずがありません.自国の国技をここまで外国人に頼り切りで支えて貰っている国は他にないのです.

相撲にまつわる様々な伝統やしきたりは,それが一般社会において時代遅れであったとしても,一定のレベルで保たれるべきだとは思います.しかし現代風にアレンジできるところはすべきとも思うのです.若い日本人力士が減少している背景には,相撲に対するイメージの悪さもあると思うのです.キツイとかダサイとか.選手生命が短いことや,引退後の健康面(現役時代にムチャクチャ太らされるわけですから)なども,入門をためらう原因の一つであろうと思います.別に関取にならなくても生きていけるので,あえてつらく厳しい道を選ぼうと思わなくて当然です.要するに魅力がないのです.一方,外国人力士たちは日本で一旗揚げようと,並々ならぬ覚悟で角界へ入門します.日本人力士とは意気込みが全く違うのです.そのような外国人力士と互角に戦える日本人力士を養成するためには,前述のような「現代風アレンジ」が少なからず必要なのではないかと思った次第です.もちろん最終的には本人のやる気と努力だとは思います.しかし角界のバックアップがないと,せっかくのやる気も努力も生きてこないのです.

連覇狙う白鵬は時天空と激突…大相撲トーナメント

賞金・懸賞金総額1132万円をかけた「第30回日本大相撲トーナメント」(サンケイスポーツなど後援)が5日、東京・両国国技館で行われる。40人が参加する幕内トーナメントでは、連覇を狙う関脇白鵬(20)が2回戦で同じモンゴル出身の時天空(26)と対戦する。春場所(3月12日初日、大阪府立体育会館)では大関とりに挑むだけに、連続優勝を果たして勢いをつけたいところ。同場所で綱とりを狙う大関栃東(29)は2回戦で普天王(25)と、横綱朝青龍は豊桜(31)と当たる。

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