Jun 22, 2005
東大卒の2割がニート?はぁ?by摩邪
くだらない記事なのでスルーしようと思ったのですが,予想外に世間をにぎわせているようなので簡単に触れてみたいと思います.それはライブドアのPJが書いたという「東大卒の2割がニートに!?」という記事です.僕も一瞬釣られたのですが,中身を読んだらあまりのくだらなさに鼻で笑ってしまいました.
いくらPJといえども,この記事の完成度の低さは問題ではないでしょうかね.オリジナルソースは6つの段落に分かれているのですが,このうち特に3つ目と6つ目の段落に書かれてある文章が,何とも強引且つ短絡的で笑えるのです.
まずは3つ目の段落の文章から.
内閣府と厚生労働省で定義が違う「ニート(NEET)」であるが、難関校の東大に合格しながらも、学部卒業者の2割が進学や就職もせず、ニート予備軍になってしまうことは、社会に優秀な人材を輩出するはずの大学としては「失格」だと言われてもしかたがない。
この段落だけ読んでも分かってもらえないと思うので,是非オリジナルソースを読んでみてください.この文章でまずおかしいのが,「2割」という数字の求め方です.強引にもほどがあると思うからです.仮に2割という数字の求め方が適切であったとしても,ではなぜ,学部卒業者の2割が進学や就職をしないからといって,即「ニート予備軍」というカテゴリーに分けられるのでしょうか.何とも幼稚で短絡的な考察です.
次に6つ目の段落.
このような東大の歴史と教官のエゴから形成された環境に、優秀な学生たちが犠牲になっている。まさかニートになるために必死に受験勉強して、東大を目指したわけでもあるまい。社会から優秀な人材を集めるだけ集めておいて、放置している東大にはいま、社会に優秀な人材を輩出するという大学としての基本的な機能が求められている。
東大は,別に社会から優秀な人材を”集めている”わけではありません.優秀な人材が”集まっている(集まってくる)”だけなのです.しかもここでの「優秀な人材」の意味とは,「受験勉強ができる(ペーパーテストで好成績を収めることができる)人材」という意味であって,実際に社会でバリバリ仕事ができる人材かといったら,一概にそうとも言えないのです.それを「東大の歴史」と「教官のエゴ」へ責任転嫁するのは,お門違いもいいところではないでしょうか.
多くの人の目に触れる機会のあるライブドアのサイトで,しかも結構グッとくるタイトルを付けるなら,それなりの内容が伴っていないと迷惑です.「Excite Bit コネタ」クラスの記事なら別にいいですけどw.
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