Dec 22, 2005

トレーサビリティー調査は誰の責任か?

トレーサビリティーシステムは急速に常識化しつつありますが,消費者がスーパーなどで商品を購入する際,店内から携帯電話を使ってウェブにアクセスし,自ら生産履歴や流通経路をいちいち調べるとは到底思えません.お金がかかるし面倒くさいからです.そもそも販売側はトレーサビリティー情報を各商品に明記する義務があるのではないでしょうか.コープ札幌の試みは確かに面白いのですが,これは消費者向けのサービスとは思えません.コープ札幌は,

消費者は携帯電話やパソコンから専用のアドレスに接続し、数字を入力すると、生産農場の名前や鶏の種類、飼料名などの情報を入手できる。これにより、鳥インフルエンザなどが発生した際に当該農場を避けて購入することも可能になる。

といいますが,そもそも鳥インフルエンザなどのトラブルが生じた農場で生産された卵を販売者が仕入れなければいいだけの話ではないでしょうか.どうして卵の危険性をお客が自ら調べて判断せねばならないのか.しかもパケット代を払って.殿様商売もいいところです.同記事は「安全な品物を買うか否かはお客であるあなた自身の責任です」という上からの物言いに感じられました.これは言い換えれば「コープ札幌が提供する品物には危険な物も含まれていますよ」ということになり,一人の消費者としてはコープ札幌自体のトレーサビリティー情報を詳しく知りたくなったわけです.

卵の殻に生産履歴 コード印字、携帯で照会 コープさっぽろ

コープさっぽろ(札幌)は二十一日、販売する卵の表面に印字されたコードを携帯電話などに入力すると、卵の生産農場や出荷日などのトレーサビリティ(生産履歴)が分かるシステムを二十二日から札幌などの一部店舗で導入すると発表した。

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