スマトラ沖地震で変わった「Tsunami(津波)」の英語での使い方
“津波”という言葉は、多くの異なった文脈で使われる単語であった。しかし今では、悲惨な状況を意味するときにだけ使用されるようになった、と言語研究グループが発表した。
津波が厳粛な使い方しかされなくなったのは、15万人以上の犠牲者が出たスマトラ沖地震の津波災害のためによるものだが、「グラウンド・ゼロ」が「スターティング・ポイント(起点)」という意味から変化し、911テロ攻撃の爆心地であった世界貿易センター跡地を「グラウンド・ゼロ」と呼ぶようになった経緯と、非常に似ているのではないかとグローバル・ラングエージ・モニターのポール・ペイヤック所長は推測している。
僕がアラスカで買った寿司には「Tsunami」と書かれたワサビのパックが付属していました.きっと「辛さが津波のように押し寄せる」という意味なんでしょう.その他「津波のように」という言い回しは,日常生活で割と頻繁に使われているものです.しかも良いことを言うときに使われることが多いように思います.引用したニュースでも,
デトロイト・ニュース紙では「フォード社が新製品を津波の如くリリース」や、ロンドンのザ・タイムズ紙では「社長就任に向けて津波のような大構想」といった見出しをつけている。
などと書いてありました.
その一方で,ネガティブな意味合いでも「津波」は使われています.サザンオールスターズのTSUNAMIが良い例です.歌詞にある「津波のような侘びしさに I know...怯えてる」という一節がそれにあたりますね.
今までは「津波のような侘びしさ」と言われてもピンとこない人が多かったと思います.僕もそうでした.しかしスマトラ島沖地震による津波で被害を受けた被災地の様子を思い浮かべてください.そして改めて「津波のような侘びしさに」という一節,そしてTSUNAMIという曲全体の意味を考えてみてください.ものすごく重たい感じになりませんか?そしてさらに,この一節の前にある「見つめ合うと素直にお喋りできない」というフレーズがいっそう際立ってくる気がします.
スマトラ島沖地震によって「Tsunami(津波)」の英語での使われ方は変わったそうです.本家である日本語での使われ方は,果たして変わるでしょうか.
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