Jul 08, 2005
タイラウンド初戦はポーランドに完敗
今日から始まった女子バレーボールワールドグランプリのタイラウンド.日本の初戦はポーランドでした.日本ラウンドの対ポーランド戦では日本が勝利しましたが,今日は日本がストレートで負けてしまいました.実は日本ラウンドの対ポーランド戦は,忙しくて見れなかったのです.だから僕がポーランドの動きを見るのは今日が初めてでした.テレビの解説では,今日のポーランドの動きは日本ラウンドとは全く違ったものであるということでしたが,確かに欧州王者の貫禄十分なバレーを見せてくれたと僕も思いました.高さだけでなく,うまさが際立つバレーだったと思います.
第三国であるタイラウンドの会場は,なぜか日本のホームのような盛り上がり方でした.この歓声が全日本に力を与えるかと思ったのですが,残念なことに,結果的には悲鳴に変わってしまいました.盛り上がり方が凄かっただけに,悲鳴に変わった瞬間はかなり痛々しさを感じました.今日の日本は”いいところなし”の印象が強かったのですが,そんな中でも竹下のプレイには目を見張りました.第1セットの7点目につながった竹下のトスは,世界最小最強セッターの名に恥じぬ凄いプレイでした.レフトからライト方向へ,コート前方いっぱいを対角線上にあげたバックトスでしたが,速さと正確さはさすがでした.
本当は全日本のいいところをたくさん列挙したいのですが,今日の試合に限っては,それは少なくとも僕には難しいことです.どうしてもポーランドのいいプレイばかりが目に付き,印象に残ってしまいました.例えば第2セットでポーランドが6ポイントを連取した際,スコブロニスカが見せた滞空時間の長い超人的なバックアタックは鳥肌ものでした.ブロックが高いのは当たり前なのですが,特筆すべきはレシーブ力の高さというか,執念深さだと思うのです.まるで日本を見ているかのような錯覚に陥るほど,ボールはポーランドコートに落ちませんでした.「今回は負けられない」というポーランド側の勝ちへの拘りが,ひしひしと伝わってくる思いでした.逆に日本のダメだったところはたくさん思い当たります.あまり書きたくないので少しにしておきますが,例えば第2セットで菅山に代わってコートに入った吉澤の甘さは如実に表れたと思うのです.中途半端なプレイで,まるで相手にトスをあげるようなボールを返球して得点を取られたり,ブロックに”まるかぶり”でスパイクを打ったり(しかもブロックアウトを狙えなかったり),レシーブをミスってしまったり.まだまだ経験が浅いというのはよくわかりますし,今後に期待な選手であることも承知していますが,でも「今後」と同じくらい「今」が大事でもあるわけで.吉澤選手を責めるつもりは全くないのですが,ちょっとお粗末だったかなぁと思ったのでした.他には各選手のサーブミスがひどかったと思います.タイの体育館の天井が低いため,距離感が掴みにくいらしいですが,理由がどうであれ,サーブミスは無いに越したことはないでしょう.その一方で,ポーランドのサーブミスも多かったですが,日本と違うところは効果的にサーブを使い,サービスポイントを狙った点だと思います.日本はその巧みな戦略にはまり,前後に大きく振られました.その結果サーブレシーブは乱れ,自爆することが何度もありました.この辺りもポーランドのうまさが光った箇所だと思います.
日本はタイラウンドの初戦を逃してしまいましたが,明日は休む間もなくアメリカ戦が控えています.アメリカは今日タイに勝ちました.日本も一度負けている相手ですから,是非とも雪辱を晴らしてほしいと思います.強敵ですが,高ささえなんとか打破できれば,あとは全日本のスピードで打ち崩せる相手だと思うのです.韓国もアメリカに勝っていることですしね.明日も楽しみです.
ところで,仙台で行われる決勝戦の切符をいち早く手に入れたチームが現れたようです.それはルイザなどの活躍で,同大会を怒濤の7連勝でばく進中のキューバです.決勝戦は,日本と日本を除くワールドグランプリ予選の上位5位のチームが競い合うのですが,キューバ,中国,ブラジルあたりは確実でしょうね.今大会ではまだ一度も中国の試合を見ていないので,個人的には早く見たいと思っています.全日本には申し訳ないのですが,キューバ対中国は,今一番見たい試合ですw.
で,以下は今日の試合の審判に対する僕の主観と愚痴ですw.今日の審判は試合をつまらなくする種類の審判だったと思うのです.サッカーで例えたら,審判によってはファールにならないような些細な行為も,すべてマニュアル通りにきっちりファールを取り,いちいち試合を止める審判のことです.これをやられると見ている方はストレスがたまります(きっと選手もストレスを感じるだろうと思いますが).試合に流れがなくなり,見ていても眠くなってくるのです.対ポーランド戦の審判には,これと同じような印象を受けました.際どいレシーブやホールディングを特に厳しく取っていたようでしたが,それによって試合のエンターテイメント性は激しく欠落しました.
バンコクに「ニッポン」大応援団
バレーボール女子のワールドグランプリは8日、香港、台北、バンコクで予選ラウンド第3週が開幕する。バンコク大会に臨む全日本は7日、試合会場のMCCホールで初練習。タイ在住の日本人サポーターの大声援を受け、8日のポーランド戦での白星発進、また前週ソウル大会で惜敗した米国(9日)へのリベンジを目指す。
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