Jul 11, 2005
思わぬ苦戦も全員バレーで撃破したタイ戦
タイラウンド最終戦は,開催国のタイを相手に思わぬ苦戦を強いられました.タイは今大会においてこれまで全敗中.対戦相手が強豪だったということもあるでしょうが,世界ランクも17位ということで,明らかに日本よりは格下のチームです.しかしポテンシャルの高い選手がそろっており,日本は苦戦を強いられました.先のタイラウンド2戦では日本の応援がすごかったのですが,今試合ばかりはさすがに日本への声援があまり聞こえませんでした.そんな雰囲気に全日本がのまれたような形で,試合は始まりました.
第1セットはいきなりタイに連続得点を与えてしまった日本.その後日本はすぐに巻き返しを図りましたが,タイ優勢は変わらず日本のピンチが続きました.結局25-23でタイにセットポイントを許してしまいました.第2セットに入っても,依然としてタイのペースでした.なかなか良い形にならない日本は,その焦りから更にペースを乱している感じでした.日本のペースになってきたのは後半20点を過ぎた辺りからでした.22-21でタイが14番パチャリーに代えて4番ヌラックを投入.同時に日本は竹下と嶋田を交代.この直後に吉澤が23点目を決める.タイが2回目のタイムアウト.大友のサーブミスで23-22.しかしタイのタッチネットがあり,24-22で日本マッチポイント.最後は杉山のスパイクで,日本が”なんとか”このセットをものにしました.第3セットになってやっと,日本は自分たちのリズムを取り戻したようでした.日本の23点目に繋がった杉山,大友,高橋,吉澤の同時フェイントは凄かったです.あれだけ選手が前進してくれば,タイもかなりの威圧感を受けたと思います.このセットはタイのサーブミスで終わりました.そして最終セットとなった第4セット.終盤に連続得点をタイに与えてしまい,ちょっとヒヤヒヤしました.しかし大友がきっちり決めてくれました.セットカウント3-1で日本の勝利.これで日本のワールドグランプリ予選成績は6勝3杯となりました.
僕はタイのバレーを初めて見たのですが,サーブがとてもいいことに驚きました.5番のプルームジット,9番のピアマート,11番のアンボーンあたりは凄いサーブを打ってきますね.チームの平均身長は177cmと日本とそれほど変わらないのに(日本は175.8cm),サーブ,スパイクともに力強くて驚きました.この他,印象的だったのはBクイックです.第2セットでタイの10点目となったプルームジットのBクイックは見事でした.セッターがまたいい選手なのです.セッターの13番ヌットサラがあげる速いトスに日本は翻弄されました.タイの11点目,13点目も見事なトスから生まれました.またそこから繰り出されるバックアタックも強烈でした.特に10番ウィラワンのバックアタックは男子の試合を見ているかのようでした.今大会にはアメリカなど,まだ完成されていないチームがたくさん出場していますが,平均年齢21.8歳のタイもその1つでした.タイの速攻は柳本監督が教えたものだそうですが,その速いバレーに技術が備わったとき,世界を脅かす強豪になるだろうと思いました.そうゆう意味では全日本もまだまだこれからのチームだと思います.そんなにすぐには変わらないかもしれませんが,ワールドグランプリ予選で培ったノウハウを,13日からの決勝ラウンドに生かしてほしいと思います.
その決勝ラウンドは13日から18日まで仙台で開催されます(途中15日は休息日).決勝ラウンドへの切符を手にしたのは,中国,ブラジル,キューバ,イタリア,オランダ(予選順位順),そして日本です.世界を相手に新生柳本JAPANがどこまでやれるか.うざったいNEWSが復活するかと思うと気が重いですが,試合はまだまだ目が離せません.
日本は予選Rで5位~女子バレー
バレーボール女子のワールドグランプリは10日、アジア各地で予選ラウンド最終日を行い、日本はバンコクでタイに3―1で逆転勝ちし、通算6勝3敗で5位となった。
アテネ五輪勝者の中国が前回覇者のブラジル、キューバと8勝1敗で並んだが得点率で1位。4位のイタリア、6位のオランダを含めた6チームが13日から仙台で始まる決勝リーグに進んだ。
日本はタイのジャンプサーブに苦しみ第1セットを23―25で落とした。第2セットからは大友や杉山(ともにNEC)の強打や速攻などで持ち直し、25―22、25―17、25―22と連取した。
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