強い台風16号のニュースを1日に1回以上は必ず見るわけですが,より詳しく分かり易く台風情報を捉えてみましょう.
・台風の発生
台風とは,要するに雲(積乱雲)の集まりなんです.水温が26℃以上の暖かい海上で発生するのですが,このような海上には水蒸気がたくさんあります.その豊富な水蒸気が雲粒に変わる際に熱を発生します.この熱が上昇気流を作って水蒸気の供給を促進させ,より多くの積乱雲を生みます.この循環によって,台風はより強力な低気圧へと成長するんです.ちなみに北海道で滅多に台風の被害が出ないのは,北上した台風がエネルギー源である暖かい海から遠ざかることで衰退するためです.
・可航半円と危険半円
円状に発達している台風を進行方向で2つに分けると,進行方向に向かって左側の半円は可航半円,右側の半円は危険半円と呼ばれます.もしご自分の住んでいる地域が危険半円に入っているなら警戒が必要となります.なぜならば,この半円内では風が強くなるためです.30日18時に発表された天気図(以下)を見ますと,ちょうど高知県あたりが危険半円に入っていますね.台風(低気圧)は反時計回りで風が吹きますから,高知県の太平洋側では強風に加えて高潮の警戒も必要でしょう.今の時期は大潮で潮位が1年で最も高くなっていますし,台風の中心気圧が低いために起こる潮位の上昇(10hPa低下で海面は10cm上昇)もあるからです.
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