台風が陸上を移動すれば,台風のエネルギー源である水蒸気の供給が絶たれるため,北海道付近に達する頃には衰退するのですが,今回の台風16号は日本海上を北上したため,勢力を保ったまま北海道に上陸するようです.札幌はすでに強風と激しい降雨が観測されているようですが,我が町北見はまだ風も弱く雨も降っていません.北見はオホーツク海側ですから台風が温帯低気圧に変わる直前に通過するわけで,その頃にはだいぶ勢力も衰えていると思われますが,気象庁からは北海道全域に警報が発令されていますので注意が必要です.
ところで今回の台風による死者は8月31日午前2時10分の情報で5名だそうです.うちわけを見てみると,60歳代の方が1名,70歳代の方が2名,80歳代の方が1名です.死亡理由は以下のとおりです.
「はがれそうになった倉庫(高さ2.5メートル)のトタン屋根を直そうとしていたところ、強風を受けて屋根から転落」
「強風で倒れかかった庭の木の切断作業をしていたところ、脚立から転落し首を強打」
「簡易水道のポンプを点検していたところ、軽トラックが川に転落」
まことにお気の毒な事なのですが「どうしても台風が直撃している最中に,これらの作業をしなければならなかったのかな」と疑問視してしまうところもあるんですよね.あれだけの強風の中なら,たとえ働き盛りの体力みなぎる若者であっても倉庫の屋根に登ったら危険なわけです.脚立に登ったら危ないわけです.というか外に出たら危ないんです.ましてや高齢の方ならなおさら危険度は増すのではないでしょうか(決して高齢者の方々を軽視しているわけではありません).結果論ですが「落とさなくても良い命だったのではないか?」と思うと,赤の他人の譫言<うわごと>ではありますが,残念でなりません.
現在10:43amですが,北見も本格的に雨が降ってきました.
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