Feb 26, 2005

自治体の名称について

南セントレア市が合併協議会でいったん撤回されてから久しいですが,いわゆる平成の大合併でできる新市町村の名称をどうするか,もめることがしばしばあるようですね.市町村の合併自体でまずもめて,(反対派を押し切って半ば強引に)やっと合併が合意に達したと思ったら今度は名称でもめて・・・.今さらながらグダグダですなぁ.

今日のニュースでこんなのがありました.

<市町村合併>ひらがなの自治体30に 合併相手の刺激避け

新名称に旧自治体名を残す際,名前が消える合併相手の刺激を避けるなどの理由から,摩擦回避の手段として多くの自治体が”ひらがな名称”を乱用する結果となっているようです.これに対して谷川彰英・筑波大大学院教授(地名研究)は「日本の地名は漢字で伝承されてきた.漢字に込められた情報量は多く,音だけでは意味がない.漢字で物事を考えない現代の風潮も影響していると思う」と警告しているのですが,個人的にも安易な”ひらがな名称”は幼稚な感じがして嫌です.

そんな中,今日初めて知った驚愕(といったら大げさですが)の地名を2つ紹介.まず1つ目は「山形県米沢市アルカディア」という地名.ちなみにアルカディアとは「純朴・平和な理想郷」だそうです(詳しくはこちら).過去に米沢市へ行ったことがありますが,確かに純朴で平和な感じのところでした(理想郷と思うかどうかは人それぞれでしょうね).住民が「アルカディア」という地名に満足しているなら別にいいとは思うんですが,同じ日本に住む日本人として言わせてもらえば,日本の地名にカタカナは違和感たっぷり(当社比)といった感じです.「無理してるなぁ~」みたいな”痛い”雰囲気を,少なくとも僕は感じました.これで名前だけが一人歩きしようものなら完全に痛いです.山形というところは,せっかく日本らしい情緒が溢れているんだから,アルカディアなんていう単語をわざわざ取り入れなくてもいいと思うんですけどねぇ.もしメゾンドハイツフローレンスというマンションに住んだとしたら「山形県米沢市アルカディア メゾンドハイツフローレンス303-A」みたいな住所になります.なんか恥ずかしくないですか?東北の古き良き情緒が漂う山形には,やはり「米沢市六郷町西藤泉 桜荘101号室」みたいな住所がよく似合うと思いますが.

2つ目の驚愕は「兵庫県南あわじ市市市」という地名(裏日本ニュースより).「あわじ」を”ひらがな”にした意図もよく分かりませんが,それよりさらに分からないのが3つ並ぶ市.読み方は「南あわじ市(し)市(いち)市(いち)」なんだそうです.地元の某校長のコメント(市が三つも並ぶのはおもしろいし、インパクトがある。子どもたちにとっても、地域を知るよい機会では)が神戸新聞に掲載されているのですが,なんか共感できません(こちら).分かりにくくして興味を煽り,インパクトを(強引に)与えるという考え方はどうなんでしょうね.

ところで我が地元の新潟県上越市.合併して県内2番目の規模にのし上がったわけですが,名称は上越市のままでした.上越新幹線が通っていないのに上越市.勘違いされることが多くとても迷惑しています.今からでもいいから,なんか他の名称に変更してはもらえませんかねぇ.あ,別に変にインパクトを狙った名称はいりませんので.

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