Sep 08, 2005

アフリカとODAとホワイトバンド

アフリカの貧困はもう何十年も前から続いていることなのに,一向に解決の気配を見せません.内紛や戦争,それから非衛生的な環境によって人々や自然が死に至り,それがまた悪い結果を生むという悪循環が続いています.これを打破するという名目で,国連や先進各国はODAなどの国際的な援助を続けています.しかし何十年も援助を続けているのにアフリカの状況は一向に良くなっていません.それは援助があくまでも「名目上」のものであるためだと思うのです.現在のアフリカへ仮に5兆円の資金援助をしたとしても,たった4年で使い果たされてしまうそうです.しかも貧困な環境は変わらないのだそうです.「お金だけでは解決できない」ということは,過去何十年も続いているODAから見ても周知の事実です.結局アフリカに住む人々の変化がなければ,一時的によくなったとしても,それを継続させることはできません.まさに旧長岡藩の米百俵です.

もし先進各国が本気でアフリカ再建に取り組み,10年計画くらいで技術者や研究者や教育者や医師などを大量に送り込んだとしたら,10年間今と変わらぬODAを続けるよりは何十倍もの優れた結果を生むと思います.以前イラク戦争が起こった際,日本国内においてもイラクで働く職の求人があったといいます.これは頂けない求人だと思いますが,アフリカ再建のための求人であれば問題はないと思うのです.特に日本はまだまだ不景気で,職を求める人があふれかえっています.どうせ日本でフリーターをやるなら,2,3年でもいいからアフリカ再建のために現地で働く方がやりがいを感じるのではないでしょうか.少なくとも僕はそう思うのです.もちろん現地へ行くための交通費や生活費の支給は国(日本)が用意せねばなりませんが,それこそODAで賄えばいいと思います.

ちまたではホワイトバンドが話題です.この売り上げの一部がアフリカへ寄付されるそうですが,本当に寄付されるのかとか,寄付される金額が少なすぎる,などといった問題も生じているようです.しかし僕はそんなことはどうでもいいと思っています.先にも書いたとおり(ホワイトバンドのウェブサイトにも書いてありますが),アフリカの貧困はもうお金だけでは解決できない問題なのです.仮にホワイトバンドが1兆個売れたとしてもアフリカの貧困は解決しないのだから,ホワイトバンドに期待するところはお金とは別の部分であると考えるからです.ホワイトバンドをつけることでアフリカの貧困を考える意識を身につけられれば一番いいと思いますが,単なるファッションでも別にいいと思うのです.最低限の知識として,ホワイトバンドがどうゆうものなのかを知っていれば,それだけで意味のあるアクセサリだと思います.何もしないよりはマシなのです.少なくともホワイトバンドを頭ごなしに馬鹿にして「そんなの意味ねぇーよ」と文句を言っている人よりは何倍もマシなのですから.ちなみに僕はアクセサリ類が苦手なので,別の形で同問題を考えるつもりです.

日本にODA増額要求 国連開発計画が警告

【ニューヨーク7日共同】国連開発計画(UNDP)が7日発表した2005年版の「人間開発報告書」は、国際社会が15年までの実現を目指している貧困半減など8分野、18項目の「ミレニアム開発目標」について、今のままではアフリカを中心とした50カ国が1つの目標も達成できないと警告、日米両国を名指しして政府開発援助(ODA)の増額を求めた。

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