Jan 14, 2007
現代社会における広告収入のあり方
航空業界のセキュリティーチェックはどんどん厳しくなっており,それによって時間もかかるようになっています.特に国際線の場合はひどくて,自分の番が来るまでに1時間近く並ぶこともあります.そんなとき,人はもの凄く暇なわけですが,その時間を利用して広告を見てもらおうとする動きがあるようです.広告を置く場所は金属類やパソコンなどを入れて持ち運ぶプラスチック製のトレー.分かりやすい例ではマクドナルドがすでにこれを実行しています.ネットの世界において,今や広告収入は主たる財源として不動の地位を築きましたが,これを実社会にも当てはめようというわけです.
しかし空港のセキュリティーチェックとマクドナルドでは状況が違うため,このことが同試みについての賛成派と反対派を生み出しているのです.賛成派の言い分としては,余っているスペースを生かして収入を得ることが出来るのだから,すぐにでも実践するべきであるというもの.逆に反対派の意見は,セキュリティーチェックはテロ防止などを目的とした真剣に取り組むべきものであるため,そのような場所に利用者の気を紛らわす原因となる広告を置くのは許せない,というようなものです.つまり現代社会における広告収入のあり方について,そのモラルが問われているわけです.僕はどちらの言い分も理解できますが,反対派に一票を投じたいと思いました.僕は別に広告が利用者の気を紛らわし,結果的にセキュリティーチェックに余分な時間を費やすことになるから,トレーに広告を置かない方がいいと思っているのではなく,単に現代社会は広告過多の傾向にあるので,既存の余っているスペースを無駄と考えるのではなく,それは必要な余白なのだと考える風潮が広まってほしいと強く思っているから,反対派に一票を投じたいのです(企業や空港の収入なんて,ぶっちゃけ知ったこっちゃないとも思っていますけど).
さて,みなさんはどう思われるでしょうか.どこもかしこも広告で埋め尽くされた,商業主義丸出しの世知辛く下世話な世界なんて嫌じゃないですか?日本料理は大きな器に料理がちょこっと盛られているのが粋であり,僕は好きなのですが,それと同じように広告も大きなスペースにセンスの良いデザインのものが気の利いたコピーと共に若干控えめに一つだけある方が好感が持てます.その方が見る者に効率よく強いインパクトを与えることができるとも思うのです.これはもしかしたらもの凄く日本人的な発想なのかもしれません.でもここは日本なので(そして僕は日本人なので),せめて日本の空港ではそうあってほしいです.
Airport Security Bins Are Newest Ad Space
The Transportation Security Administration (TSA) will allow companies to sell ads inside plastic bins whose sole purpose so far has been to move passengers' shoes, cellphones and other belongings through X-ray machines.
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