Aug 20, 2007

エアコン28℃設定の怪(環境省は責任逃れ)

エアコンの設定温度を28℃にしたって,その部屋の人口密度が高い場合や,パソコンがたくさん動いている場合などは,必ず室温が28℃になるとは限らないのに,バカの一つ覚えの如く「28℃設定」を守ろうとするお役所の仕事は(そして,そのことに何の疑いも持たず従おうとするロボットたちは),まったく理解できません.エアコンを28℃に設定して動かしているということは,当然電力を消費しているわけです.でも,室温は28℃どころか30℃を超える場合もありうる.つまり,環境省が唱える現在の「28℃設定」は,電力を無駄に消費しているに過ぎない場合が多々見られるのです.これでは,何のためにエアコンが設備されたのか分からないし(エアコン業界を全否定している),結果的にチームマイナス6%の一環として行われている日本のクールビズ運動は,地球に優しくない活動なのではないか,といった疑問も出てきます.室内が暑ければ仕事の効率も落ちるでしょうから,残業が増える可能性も高まります.残業する者が増えれば,会社の電気もより長く使われるわけで,これもまた結果的にCO2排出量の増加に寄与しているような気がしてきます.みんな暑い思いをして仕事をしているのに,その結果が思惑とは逆になっているとしたら,そこに存在する悪循環に関して,じゃあ一体誰のための(誰が得をする)クールビズなのかと,非常にバカバカしく思えてくるわけです.なぜ,「エアコンの設定温度を28℃とする」のではなく,「室温が28℃になるような設定温度でエアコンを使用せよ」としないのでしょうか.こちらの考え方の方が,どう考えても道理にかなっていると思うのですけどね.

「オフィスの冷房は28度」の根拠に疑問符

「28度では暑すぎるのですが」。環境省が提唱する温暖化防止活動「チームマイナス6%」事務局に、クールビズ運動に困惑しているといった声が寄せられている。

なぜ冷房で28度の設定温度を推奨するのか。同事務局は、「建築基準法などの法律で、執務室の設定温度が28度以下に定められている。運動に取り組みやすいように、この温度を掲げたにすぎない」と答える。

「建築基準法で決まっているんだから仕方ないじゃないか」なんて,環境省はその責任を国土交通省へ丸投げしたい考えなのでしょうか.政治家や官僚の不祥事でよく見る責任のなすりつけ合いが,まさかこんなところでも見られるとは思いませんでした.


Posted at 15:49 in 主張・考察・その他 | Permalink | 2 Comments | | edit

Comments

こんにちは。自分もエアコンの設定温度を上げすぎて、結果的に熱風を浴びています。家の者には、わざわざ電気を使ってエアコンを使って動かす意味がないよ、と言われていましたが、まさにその通りですね。ほとんど暖房です。

Posted by oga at 2007/08/21 (Tue) 08:44:36

湿度を下げるという意味では,28℃設定でもエアコンを使わないよりマシなのかもしれませんが,本来,エアコンって室温を下げ,快適な環境を作るためのものですから,そういった本来の使用目的に沿った使い方をしたいですよね.

Posted by cozymax at 2007/08/21 (Tue) 13:28:57
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