Sep 14, 2006

各国のCO2量と出生・死亡率をシミュレーションしたFlash

Breathing Earthは,地球上における人間の出生と死亡,CO2ガスの放出量を国単位でシミュレーションした結果をFlashで表したものです(あくまでもシミュレーションであり,事実ではありません.via The Presurfer).使われているデータは以下の通りで,死亡率データと出生率データはWorld Factbookによりまとめられたもので,前者は2005年9月,後者は2006年8月のデータであり,二酸化炭素放出量は国連により2002年にまとめられたデータで,それぞれ2006年8月にWikipedia.orgに掲載されたものです.

breathing-earth

シミュレーションをしばらく眺めていると,アメリカと中国のCO2放出量が他国に比べて非常に多い事に気付きます.つまり両国は率先してCO2削減に努めなければならないのです.しかし実際のところ,アメリカと中国は環境問題に全くと言っていいほど関心を示していません(アメリカの場合はブッシュ個人が原因とも言えますが).これが何を示しているのかは言わずもがなです.

各国の情報がマウスオーバーで閲覧できます.中国を見ると,人口約13億人,毎9.2秒で1000トンのCO2が放出され,3.5秒/1人の割合で人が死に,1.8秒/1人の割合で人が誕生していることが分かります.日本は人口約1億2800万人,毎26.2秒で1000トンのCO2が放出され,27.5秒/1人で人が死に,26.3秒/1人で人が誕生しています.現在では中国やアメリカや日本では出生率が死亡率を上回っています.しかしアメリカや中国,そしてもちろん日本もですが,各国が協力してCO2削減に乗り出さないと,環境問題を原因とした死亡率>出生率の世の中が世界規模でいずれやってくることが懸念されます(例えば南アはすでに死亡率>出生率.日本も危ういです.しかしこれらと環境問題の関係性は,このシミュレーション結果だけでは分かりません).そのような世界の到来は,もしかしたら100年も200年も先の話かもしれませんが,その頃には自分は生きていないのだから関係ないという考え方は明らかに間違っています.そういった認識がまかり通る限り,環境問題は絶対に解決しません.国や企業が掲げるCO2削減の目標も,単なるイメージアップ戦略で終わってしまうのです.

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