80年代後半から90年代前半に見られたいわゆるバブル景気は,過剰な投機によって消費財や投資財など,付加価値的な部分(実体経済)が伴わない好景気であったが故に「バブル=内部が空洞の泡」と称されるのだと思います.現代におけるバブルはITバブルなわけですが,5,6年前にインターネットとパソコンが日本で急速に普及しだして以来,今日までだいぶ長い間好景気が続いていると僕は思っています.少しずつ落ち着きを見せているとは思いますが,そうは言ってもまだまだITバブルの崩壊は見えないと言っていいと思います.しかし過去の例を見ると急速な拡大の後に破滅するケースが多く,ITも例外ではないような気がするのです.ITバブルもPCパーツ価格の下落,それからユーザーの頭打ちなどによって,結局は実体経済が伴っていないのではないかという印象を受けることからも,本当の意味で(しかも悪い意味で)ITバブルといえるような気がして,突然の破綻が恐いのです.
すでにIT界においてバブルがはじけてしまった例も出てきました.つい最近ではイーヤマの経営破綻がありました.一時期は僕の周囲でも「ディスプレイといったらイーヤマ」くらいの普及率でしたが,気がついてみればイーヤマユーザーはほとんどいなくなっています.イーヤマの破綻も,やはり急速な拡大の後に起こりました.
90年代前半にバブルが崩壊し,平成不況に陥った際,人々は,業界は,政界は,もう二度と同じ過ちを繰り返さないことを誓ったはずです.にもかかわらず,人々はまた本格的なバブルの到来を願っているのです.ITバブルに続けと言わんばかりです.日本はまた同じ過ちを繰り返すのでしょうか.イーヤマほどの大企業でも簡単に経営破綻してしまうという事実を正面から受け止め,もう少し慎重になるべきではないかとふと思った次第です.楽天とか,あと数年後はどうなっているか怪しいものです.ライブドアなんかとは比べものにならないほど怪しいと思います.当然ですが,一つの大企業が破綻すれば,そこに関係する大勢の人々が影響を被るのです.そうなれば三木谷氏は社長,サッカー・プロ野球オーナーなど,他にもいろんな面で問われるであろう経営責任から逃げることはできません.たいして好きでもない(という風に僕には見える)野球に手を出してからというもの,どうも楽天の風向きがおかしいと思うのは僕だけでしょうか.
ところであと数年後にもしITバブルがはじけたとしたら,奥菜恵は勝ち組と言われ,山口もえは負け組と言われるのでしょうか.まあ山口もえの場合は実家が金持ちだから,家業のバブルがはじけない限りは大丈夫だと思いますが.っていうかどうでもいいですが.
イーヤマが民事再生申し立て
帝国データバンクによると、PC用ディスプレイ製造販売のイーヤマ(長野市)が11月7日、民事再生手続きの開始を東京地裁に申し立て、保全命令を受けた。負債総額は178億7800万円。PCメーカーのMCJがスポンサーとして名乗りをあげ、支援の協議に入った。
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