Jan 05, 2006

80年前の常識が現在において非常識であることの常識

ユーリ・ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を成し遂げ「地球は青かった」とコメントを残したのは今からたった45年前の事なのです.当時僕はまだ生まれていなかったこともあり,彼の宇宙飛行を随分昔の事だと思っていました.しかし改めて考えてみるとそうでもないことが分かりました.

Johnathanが去年の夏に購入した子供向け百科事典は,1920年代に発刊されたものです.この百科事典には80年前の常識が書かれているため,中には今の常識からすれば非常識である内容も含まれているのです.「どうして宇宙旅行は不可能なのか?」という議論などがそれにあたります(記事中にこの議論の内容の掲載はありませんが).確かに80年前の人々からすれば宇宙旅行など夢のまた夢だったことでしょう.しかし1961年4月12日に,ソ連のユーリ・ガガーリンがその「夢」を「現実」に変えました.ソ連が道のないところに道を創った瞬間でした(あえて”造る”ではなく”創る”).

誰かが創った道をそのまま歩くのは簡単なことです.しかしそれでは進歩がありません.たとえ一から新しい道を創ることができなくても,もともとあった道を広くするとか,より歩きやすいように改良するだけでも大きな進歩なのです.もし何もない更地から高規格道路を創ることができたとしたら,そのような人はきっとノーベル賞をとったりするのだろうと思うのです.最近は世知辛い世の中で,ガ島さんが言及しているような「頑張っただけでは報われない」社会になりつつあるのだと僕も思います.しかし「頑張らない人が報われるような社会」でないだけまだマシなのです.報われるか報われないかは結果論であって,とりあえず頑張ってみようと思います.その結果,例え社会的に報われなかったとしても,既存の道から極細の路地を分岐させられたとしたら,もうそれだけで満足です.現在の常識が数十年後の人々にとっても常識として通用してしまったとしたら,それは悲しすぎると思ったのでした.

Funny entries from an 80-year-old kids' encyclopedia

Johnathan bought a set of 1920s children's encyclopedias at a garage sale last summer. He's photographing the hilariously outdated and fascinating entries and uploading them to his site, like this entry about "chilblains.

<関連&参考リンク>
What Causes Chilblains?(Johnathanのブログ)
毎日新聞の連載「縦並び社会・格差の現場から」の違和感(ガ島通信)
ボストーク(Wikipedia)


Posted at 19:35 in 主張・考察・その他 | Permalink | No Comment | | edit

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